E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

宮島 もみじ谷の宿

秋の深まる宮島に一泊してきました。広島に住んでいると日帰りで行けるので、宮島に泊まることって意外と少ないものです。今回は家内と義母と一緒の小旅行、紅葉はちょうど見頃で、天気も良くて楽しめました。

紅葉の名所「もみじ谷公園」には、多くの観光客が訪れていました。

ロープウェイで弥山にも登りました。新型コロナの影響で宮島ロープウェイは多客日には事前予約が必要なのですが、この日は平日だったので予約なしで乗れました。獅子岩展望台から眺める瀬戸内海が綺麗でしたね。


この日の宿は宮島の老舗旅館「岩惣」です。創業は幕末の安政年間、明治の元勲・伊藤博文も泊まったという歴史のある旅館です。広島名物の「もみじ饅頭」は明治時代にこの「岩惣」の女将が考案したとのこと。いまでは広島の土産物の定番になりましたね。

私も「岩惣」に泊まるのは初めて。玄関のこの建物は明治時代に建てられたものです。

客室は本館、新館、離れがあるのですが、離れは満室で、本館の部屋に泊まりました。同じ事ならやはり新館より本館に泊まってみたいですよね。

お風呂は紅葉谷の渓谷沿いに露天風呂が付いた大浴場があります。紅葉を眺めながらゆっくりと入浴、疲れた身体が芯から暖まって極楽ですね。


夕食は部屋食で頂きます。さすがに老舗、どの料理も美味しかったです。
【先付】嶺岡利休よせ 【前八寸】穴子八幡巻き、長芋酥焼き、松風カステラ、鼈甲玉子など 【お造里】鮪、才巻海老、烏賊 【焼物】宮島産焼かき 【替り鉢】和牛焼シチュー 【焜炉】鯛の紙鍋 【食事】栗御飯、赤味噌汁 【水菓子】富有柿、ラフランス、林檎甲州煮

数年前に家内がカキにあたって以来、わが家でカキは食べないのですが、この宿の焼きカキであれば大丈夫と思ったら、やっぱり美味い。生臭みがなくて良い牡蠣でした。


この時期、宮島の各所は夜のライトアップがされているとのこと。せっかく宮島に泊まったのだから、それを見なくてはということで、夕食の後は夜の散歩に出掛けました。

ライトアップされた厳島神社の社殿、幻想的な風景です。

宮島のシンボル「大鳥居」は現在修理中で工事用の足場に覆われています。これはこれで神々しいと言う人もいるそうですが、やっぱり残念な感じですね。

その後は町屋の中を通って大聖院まで歩いて、普段は見る機会がないライトアップされた夜の宮島の風景を堪能しました。

二日目の朝、部屋の窓から紅葉谷を眺めます。ひんやりと清々しい空気で気持ち良いです。

朝食も部屋食、朝飯もしっかり美味しいですね。

初めて泊まった宮島「岩惣」、池波正太郎のエッセイ「よい匂いのする一夜」でも紹介されているとおり、さすがに良い宿ですね。機会があればまた泊まりたいです。

岩惣 広島県廿日市市宮島町もみじ谷
www.iwaso.com


宿を出てから厳島神社を訪れました。社殿に上るのは久しぶりです。

この日はたまたま恒例の「献茶会」が行われているとのこと。そういえば、「岩惣」を出る時に羽織袴の人達を見掛けましたけど、それが献茶会の参加者だったみたいです。今年はコロナ下ということで一般の見物は許されず、遠くから眺めただけでした。

取り敢えず、本殿にお参りをしました。

www.itsukushimajinja.jp

厳島神社の表参道はけっこう賑わっています。いまコロナが少し治まっているので、観光客は増えてますね。修学旅行生の団体もたくさん来ていました。

宮島の名物はもみじ饅頭に牡蠣と穴子、参道にはそういう店が沢山あります。

美味しい店もたくさんあるのですが、私たちは宿でご馳走を食べたのでお腹が空かなくて、昼飯はパスして宮島を後にしました。
www.miyajima.or.jp

帰りに宮島口にある「うえの」で買った”あなごめし”弁当は、家に帰って食べました。

香ばしく焼けたアナゴは冷めても美味いですね。

うえの 広島県廿日市市宮島口1-5-11
www.anagomeshi.com


宮島に泊まったのは久しぶりですが、良い天気に恵まれて紅葉を満喫できました。いまはコロナ下で宮島の旅館、商店も大変な時期ですね。早くコロナが治まって、以前のように多くの観光客が訪れる日が戻ってくることを願っています。