E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

三瓶山の旅

東京五輪が終わる頃から新型コロナの感染者が増え続けていましたが、9月になって少しづつ減り始めました。私と家内は7月に2回のワクチン接種を済ませているのであまり不安は感じないのですが、やはり油断はできませんね。
残暑が続く広島を抜け出して、一泊二日で三瓶山に行ってきました。天気は曇りがちでしたが、その分暑さが凌げてよかったです。良い気分転換になって楽しい休日でした。

一日目は、東の原から三瓶山の稜線へ登ります。観光リフトがあるのですが、コロナのためにいまは運航休止中ということなので、歩いて登ることにしました。

木立の中を登っていきます。暑さもそれほど感じず気持ちのよいウォーキングです。

振り返ると、東の原が見下ろせます。

三瓶山は火山で、カルデラ地形の中央にある窪地「室ノ内」を囲んで、複数の溶岩ドーム群(男三瓶、女三瓶、子三瓶、孫三瓶など)の峰々があります。今回は軽めのハイキングのつもりだったので、男三瓶までは行かず大平山~女三瓶を歩きました。

女三瓶の山頂付近から稲佐の浜、島根半島方面を望みます、なんとも雄大な景色ですね。

二日目は、西の原周辺を散策ました。放牧牛を見ながら草原の中の道を歩きます。中学生の一団はクラブ活動なのか、皆でクロスカントリーロードを走っていました。

万葉集にも詠まれた浮布池は、三瓶山の噴火によって川が堰き止められて出来たもの。大蛇に恋をしたお姫様の伝説がある池だそうです。

三瓶山の周辺は美しい風景、自然が満喫できる場所や施設がたくさんありますね。

www.ginzan-wm.jp

山歩きの後は温泉と食事、泊りは国民宿舎さんべ荘の別館「四季の旅籠」です。

「四季の旅籠」は国民宿舎に併設されている古民家風離れで、将棋の王将戦を誘致するために2002年に作られたとのこと。今年の3月にも第70期王将戦第6局が開催されました。私達が泊まった部屋は、王将戦の時は挑戦者が宿泊するのだそうです。

部屋に掛けてあった揮毫は2004年の第53期(羽生vs森内)の時のものですね。

部屋に付いている岩風呂に浸かってゆっくり。山歩きの足の疲れもとれますね。

三瓶温泉は中国地方一の湧出量で泉質は「含鉄-ナトリウム-塩化物泉」とのこと。本館の大浴場にも入りましたが、16種類の露天風呂があって楽しめました。

食事は別館の食堂「レンゲツツジ」で頂きます。コロナ下なので宿泊客は少なく、客ごとに障子で区切られた席ですので落ち着きますね。

梁がむき出しの高い天井、堀りごたつ式のテーブルで、夕食は【さひめ会席】です。

〔小鉢〕海鮮みょうが和え 〔八寸〕わさび漬け、厚焼き玉子、鮎甘露煮、くず衣、つの字海老 〔向附〕天使の海老・鯛・ヨコワ・カンパチ・スズキ 〔焼物〕アコウ鯛の幽庵焼き 〔凌ぎ〕手打ち三瓶そば 〔油物〕海老・鱚・野菜盛合わせ 〔蒸物〕穴子の茶碗蒸し 〔強肴〕和牛溶岩焼き 〔蓋物〕炊き合わせ 〔酢物〕ホタルイカ酢味噌かけ 〔椀物〕お吸物 〔ご飯〕穴子釜飯 〔香物〕二種盛り 〔デザート〕杏仁豆腐・マスカット・ブラウニー。

二日目の朝食も前日の夕食と同じ席です。

朝食もしっかり頂きました。炊きたてのお米が美味しかったです。

国民宿舎さんべ荘 島根県大田市三瓶町志学2072-1
https://www.sanbesou.jp/
www.sanbesan.jp


三瓶山への往復、往きは広島と松江を結ぶ国道54号線を通りましたが、帰りは裏道で島根県の美郷町・邑南町から北広島町へ抜けるルートをとりました。

美郷町を通っている時に突然目の前に現れた巨大文字、よく見ると田んぼの畔の草を刈って作った文字みたいです。「ようこそひのみやへ」「のんだらのるな」「阪神タイガース」「元気で長生き比之宮ぐらし」など、、面白いので写真を撮りました。

イノシシさんへのお願いメッセージもあって、笑ってしまいます。

気になったので帰宅してから調べたら、これは美郷町比之宮地区の住民の方が10年間作り続けている「草刈りアート」だとのこと。なんか面白い地域おこしですね。


帰り道では、道の駅をはしごしました。「道の駅 大和」で生椎茸、「道の駅 瑞穂」の”座布団揚げ”などを買って土産にします。「道の駅 瑞穂」ではうどんを食べました。

季節の野菜や山菜の天ぷらが入って具だくさんで美味かったです。

www.kankou-shimane.com


広島県に入って、大朝にある「からしろ館」で買った”生どぶろく”、北広島町の「あるペン屋 八幡高原酒造」の製造です。横にしたり揺らしたりしたら吹きますよと言われて、用心しながら持ち帰りました。

シュワっとして甘酸っぱくて、驚くほど軽い飲み口。どぶろくのイメージが変わりますね。

からしろ館 広島県北広島町宮迫386-12