E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

播州の旅 その1(姫路)

最長10連休、長かったGWが終わりました。今年は天気もまずまず良かったし、観光地は凄い人出だったようですね。私は普段自由に休みが取れるので、連休期間は家で大人しくしておこうという感じです。世の中が平常モードの時の方が出歩きやすいですからね。ということで、GWが終わったのを見計らって姫路方面に旅して来ました。

まずは世界遺産「姫路城」を訪れました。GW中は大混雑だったそうですが、この日も観光客は多くて、内訳としてはインバウンドが6-7割といった感じでした。

真近に見上げる天守閣は威風堂々として優美、迫力があります。平成の大修理で屋根瓦を葺き替えた直後は、目地の白さで屋根全体が白塗りになったように見えましたが、数年経って落ち着いて、よい風合いになりましたね。

大手門から入って天守閣まで、いろいろな角度から城を眺めながら結構な距離を歩きます。城の遺構がこれだけ広範囲に残っている所は中々ありませんね。

天守閣は外観5重、内部は地上6階・地下1階の造りです。江戸時代初期に造営されて以来、修繕や補強などはされてますが、創建時の木組みがそのまま残っているのは貴重です。

姫路城は新幹線で通る時には車窓から遠望することができますが、実際に訪れるのは平成の大修理が終わってからは初めてです。やはりこの城は日本が誇るべき史跡だと思います。
www.city.himeji.lg.jp


姫路で昼飯ですが、さて何にしようかと思案して、お好み焼き店「喃風」を訪ねました。この店は姫路名物”どろ焼き”発祥の店とのこと。姫路駅前にある本店は夜営業のみだったので、その近くにある「喃風どろ焼酒場」へ。

”どろ焼き”はとろりとした生地で、”お好み焼き”と”もんじゃ焼き”の中間のような感じ。スプーンですくって、明石焼きのように和風だしに浸けて食べます。これは”すじこん入り”ですが、これ以外にも豚肉、エビ、イカ、チーズ、明太子、餅など、いろんな具材が選べてバリエーションが楽しめますね。

こちらの”姫路焼き”は生地に牛スジ肉の出汁を混ぜてあり、通常の関西風お好み焼きより柔らかめです。この”極み豚玉”はふわとろの玉子が良いですね。

以前、「お好み焼き 森下」という店で”ぐじゃ焼き”というものを食べたことがあるのですが、これはもっと生地がゆるくて、ほぼ”もんじゃ焼き”といった感じでした。姫路の粉もん文化は、「生地ゆるめ」がキーワードでしょうか。

もう一品、姫路のご当地グルメといえば”姫路おでん”です。車で移動しているので飲めないけれど、せっかくなので注文してみました。”姫路おでん”は生姜醤油をかけて食べるのが特徴です。 おでんそのものは一般的なものと同じで、昆布だしに醤油やみりんで味付けしたもの。おでんを小皿に取って上から生姜醤油をかける、または、生姜醤油を小皿に入れて浸けて食べるとのこと。生姜の風味がきいていて、中々美味しいです。

”どろ焼き”に”姫路おでん”、これはビールが飲みたくなりますね。今回はダメでしたが、次は姫路市内に泊まって飲み歩きたいものです。

喃風どろ焼酒場 姫路駅前店 姫路市東駅前町55
nanpuu.co.jp


1泊2日の播州の旅、泊りは姫路から少し奥に入った福崎町でした(播州の旅 その2)。

二日目は朝のうち福崎町を散策して、帰り道にこちらに立ち寄りました。近づくと小山の上に巨大なヨーロッパ風の城が現れます。姫路にあるもう一つの城、これはいったい何?

ここは姫路市の郊外にある「太陽公園」という施設で、地元の社会福祉法人が運営しているそうです。この「白鳥城」はドイツのノイシュバンシュタイン城をモチーフにしたとのこと。内部は近代的なビルで、ARを使ったトリックアートなどが楽しめます。私達も年甲斐もなく恐竜に襲われるトリックアートで写真を撮りました。


太陽公園は白鳥城のある「城のエリア」と、世界の石造りの文化財を見ながら散策する「石のエリア」に分かれています。「石のエリア」には、凱旋門、モアイ像、兵馬俑、万里の長城、ピラミッドなど世界の有名な文化遺跡のレプリカが並んでいて、思わず「ここは何処?」と聞きたくなるようなシュールな場所でしたね。

凱旋門(フランス・パリ) 凱旋門が森の中?

モアイ像(イースター島)、太陽の門(ボリビア) いろんな国の遺跡が隣り合ってます。

兵馬俑坑(中国陝西省西安)

この兵馬俑は圧巻です、けっこうリアルに再現されています。

万里長城登城門(中国・不明)

天安門(中国北京) 天安門の後ろに山が見えるのは妙ですね。

双塔寺(中国山西省太原) 行ったことないのでよく分からないです。

ピラミッド、スフィンクス(エジプト) かなり小さめのピラミッドです。

何故このような施設を作ったのか?、、太陽公園のHPによると、この社会福祉法人の創立者が「海外旅行が難しい障害者に世界を見せたい」という思いから、この公園を作ったのだとか。さすがに考えることが大きいですね。
www.taiyo-park.com