E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

宮崎旅行 その1(高千穂)

唐突ですが、”経県値”という判定サイトがあります。判定してみると、私がこれまで一度も足を踏み入れたことがない県が2県だけありました。一つは茨城県、そしてもう一つが宮崎県です。どちらも行っていておかしくない所なのに何故なのか不思議です。茨城県には横浜に住んでいた頃に行く機会はあったはずだけど、今となってはわざわざ行くほどのことはないかな。しかし、長年広島に住んでいながら宮崎県に行ったことがないというのは如何なものか、、というわけで、2月の末に3泊4日で宮崎県を旅してきました。

今回の旅は広島から全行程を車で移動。昔は広島-宮崎間は飛行機便があったのですが、いまは九州新幹線を使うと鹿児島回りになって結構時間が掛かりますからね。
九州自動車道を熊本ICで降りて、阿蘇を通って宮崎県の高千穂町へ抜ける道を行きます。高森展望所から望む阿蘇山の中央火口丘、雄大な景色ですね。


高千穂町は阿蘇山の噴火により溶岩が流れて出来た盆地で、そこに五ヶ瀬川が深く侵食した峡谷ができて独特の景観を生んでいます。
まずは「天岩戸神社」へ。『古事記』『日本書紀』に記される天岩戸伝説を伝える神社です。西本宮の裏にある遥拝所から渓流越しに天岩戸の洞窟を拝むのですが、 樹々が茂っておりどこが岩戸なのかよく分からない感じでした(ここは写真撮影禁止でした)。

神社から歩いて10分ほど、岩戸川の岸辺にある「天安河原」です。天照大神が天岩戸にお隠れになった際、困った八百万の神が集まって神議された場所と伝えられています。

ここにある「仰慕ヶ窟」は、石積みをして願い事をすると願いが叶うと言われています。この河原周辺は神秘的な雰囲気があって、パワースポットとして人気があるようですね。

天岩戸神社 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
amanoiwato-jinja.jp


夜は「高千穂神社」で神楽を拝観しました。高千穂に伝承される夜神楽は、天照大神が天岩戸にお隠れになった際に岩戸の前で天鈿女命が舞ったのが始まりと伝えられるもので、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願して11月中旬から2月上旬にかけて三十三番の神楽が町内あちこちの神楽宿で奉納されます。なお、「高千穂神社」では季節に関係なく境内の神楽殿で毎晩20時より1時間、三十三番の神楽の中から代表的な4番が公演されています。

公演されたのは「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」の4番。外国の方も含めて多くの観光客が詰めかけていていました。


高千穂神社 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
takachiho-kanko.info


高千穂町での泊りは「高千穂離れの宿 神隠れ」です。全8室、すべて専用の風呂付きの離れのお部屋。ゆっくりと寛げる宿でした。

食事も地元の食材を活かして丁寧に調理されていて、中々良かったです。
(前菜)筍寿司、刺身蒟蒻、八幡巻き、鴨の燻製など(小鉢)竹グラタン、もずく酢(御造り)ヒラメ、カンパチ(温物)新玉葱の鶯餡かけ、(吸物)黒米そーめん(揚げ物)椎茸、こごみ、ナス、蓮根饅頭(焼物)山女魚の塩焼き(台物)高千穂牛ステーキ(ご飯)古代米、赤だし(デザート)くず餅、日向夏、苺。

朝食もたっぷりでした。七色籠盛り、蕎麦粥、魚の香味焼き、出汁巻玉子、彩りサラダ、具沢山お味噌汁、豆腐、棚田掛け干し米。

高千穂離れの宿 神隠れ  宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1120-5
www.kamigakure.jp


次の日は一番の景勝地「高千穂峡」を訪れました。 阿蘇山の噴火により流れ出た火砕流が長い年月をかけて五ヶ瀬川によって侵食され、深い渓谷を造り上げたのだそうです。

せっかく来たのだから、もっと近くでしっかり見たいと貸ボートに乗りました。

真名井の滝をボートから見上げます。柱状節理の懸崖が迫ってきて圧倒されます。

滝から流れ落ちる水のミストを浴びて、気持ち良かったです。

ところで、行くまでは高千穂峡は深山幽谷のような地を想像していたのですが、真名井の滝のすぐ上は土産物店・茶店などがあるエリアで、ちょっと拍子抜け。観光地”あるある”ですね。

takachiho-kanko.info


二日目の午後には高千穂町を離れて宮崎市へ移動します。しかし、車で移動中に高鍋付近で高速道路の通行止め区間があって下道へ迂回することに。それならばと思い立って西都原に立ち寄りました。西都原古墳群は思ったより広くて、良く整備されているので驚きました。

鬼の窟古墳などを見て回りましたが、古墳考古舘は休館日でした。

う~ん残念、こんなに整備されているのだったら旅程に入れておくべきだった。次回はしっかり時間をとって再訪したいですね。

mppf.or.jp