E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

宮崎旅行 その2(宮崎・日南)

高千穂町に1泊した後は宮崎市に移動、今回の旅行は良い天気に恵まれました。

宮崎市の1泊目は「シェラトン・グランデ・ オーシャンリゾート」。かっては「シーガイア」という複合リゾートで宮崎観光のシンボルのような施設でしたね。広島に住んでいれば一度くらいは訪れていてもよい場所ですが、私は今回が初めてです。

水平線に登る朝日、部屋の窓から見える日向灘が綺麗でした。

2月の宮崎はプロ野球キャンプの季節で、多くの球団が滞在しています。このホテルにはソフトバンクと西武の選手も泊っていて、ロビーやエレベータで見掛けました。皆な体がでっかくてカッコいいすね。WBC出場組も宮崎でキャンプをしていましたが、そちらは青島の「ANA ホリデイ・ イン リゾート 」に宿泊したようです。

このホテルは宿泊と食事の予約が別なのですが、前日に結構ご馳走を食べたので晩飯は軽く、外で買ったものを部屋で食べて済ませ、朝食のビュッフェだけホテルのレストランで食べました。朝食会場は結構混みあっていましたが、料理はまずまずの内容でした。

seagaia.co.jp


私は旅をする時には、出来るだけその土地独自のローカルフードを食べたいと思います。宮崎で独自のラーメンといえば、やはり”辛麺”。訪れたのは「桝元」@宮崎本店です。

辛麺はニンニクと唐辛子の効いたスープに溶き玉子、具は挽き肉とニラというラーメンで、麺は独特の”こんにゃく麺”と普通麺が選べます。熱々で辛味と旨味が押し寄せてくる感じ。”こんにゃく麺”は韓国冷麺に使われるようなぷにゅぷにゅした麺ですが、辛いスープに合いますね。

辛麺は宮崎県延岡市の居酒屋で生まれたとのこと。飲んだ後の〆の料理として提供されていたそうですが、成程という感じです。
桝元 宮崎本店 宮崎市新別府町土田174-1
www.karamenya-masumoto.com


旅行3日目は日南海岸方面を巡ります、しかし、宮崎は空の青さが違いますね。旅行中は季節外れの陽気で気温17℃まで上がった日もありました。かっては新婚旅行のメッカだった宮崎。海外旅行が今ほど容易ではなかった頃は、日本国内で外国気分が味わえる稀有な場所だったのだろうと思います。
まずは有名な観光地「青島」を訪れました。島内にある青島神社は読売巨人軍がキャンプ時に必勝祈願するところですね。ここは神話「海幸彦・山幸彦」の舞台で、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地であることから縁結びのご利益があると言われています。

周囲1.5kmほどの青島をぐるりと取り囲む「鬼の洗濯板」、砂岩と泥岩が交互に重なった地層が波に侵食されて出来た独特の景観とのこと。ここも写真などでは幾度となく見た風景ですが、実際はこんな場所なのだと納得しました。

www.miyazaki-city.tourism.or.jp


日南海岸を南に向かっていって、堀切峠より海岸線を望みます。良い天気に恵まれて、海も空も真っ青で美しい。最高のドライブ日和でした。

www.kankou-nichinan.jp


次に訪れたのは鵜戸神宮、今年の日南キャンプ中に新井新監督も参拝してましたね。太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端に位置しており、岬の周りには奇岩・怪礁が連なって、美しい景勝地としても有名です。

本殿へ参拝するには、崖に沿って作られた長い石段を下りていきます。

洞窟の中に朱塗りの御本殿が鎮座する珍しい神社で、縁結び・夫婦円満・安産祈願・育児・海上安全にご利益があるとされています。

運玉投げに挑戦しました。亀石と呼ばれる岩に彫られた枡形に向けて男は左手、女は右手で願いを込めながら運玉を投げ、見事入れば願いが叶うとのこと。私は惜しいところで全部外れました、今年の運勢が心配です。

www.udojingu.or.jp


日南市油津にある天福球場です。プロ野球キャンプの時には広島のTV局は挙って日南からのレポートを流すので馴染みのある球場ですが、訪れたのは初めて。既に一軍は沖縄へ移動していますが、二軍は2月28日まで日南でキャンプのはず。しかし、訪れたのが28日の午後2時頃だったので、既に打ち上げた後みたいです。う~ん残念無念!

無人となった球場。内野と外野の間の通用路もフルオープンになっていたので、ちょっと失礼してグラウンドを眺めました。ここでカープの選手が練習しているのか、、カープ名物の地獄のキャンプ、これは心置きなく練習に打ち込めそうな環境ですね。

球場の横にある記念碑。カープの歴代監督や名選手の銘板が飾られています。

宿舎のホテルから商店街を抜けて球場まで、ここが数々の名選手が通ったカープロードなのですね。日南の人達のカープ愛に感謝です。

sports-nichinan.com

昼飯は時間の関係もあって、油津のスーパーで”チキン南蛮弁当”を購入したのですが、大正解でした。”チキン南蛮”は宮崎県のローカルフードで、卵を衣にして揚げた鶏肉を甘酢ダレに漬けてタルタルソースをかけたものですが、これが美味しい上に安いのですよ。

www.city.nichinan.lg.jp


日南市街から少し奥まったところに、旧飫肥藩5万石の城と城下町があります。飫肥城の復元された大手門はこのお城のシンボル、良い雰囲気の城ですね。

現在の飫肥城場内には小学校がありますが、石垣、堀などの遺構が残っています。

重要伝統的建造物群保存地区に選定された旧城下町の町並み、往時の雰囲気が残っていて散策するには最適なエリアですね。本町商人通りには観光客向けのお店もあって楽しめます。

obijyo.com


宮崎市の2泊目は繁華街に近いJALシティホテルです。ここはキャンプ中のオリックスの宿舎になっていました。さすがに日本一のチーム、選手とエレベータに乗り合わせたらちゃんと挨拶してくれるし、いっぺんでファンになりました。

晩飯は地元の名店「ふじ木」へ。カウンター席に座ったのでご主人と色々お話しできました。キャンプの時期、ここにはプロ野球関係者がよく訪れるそうです。

つい先日はTBSサンデーモーニングの取材で宮崎入りした張本氏と上原氏が来たととのこと。張本さんからは「料理を出すタイミングが早い」と喝!を出されたそうです。私達が広島から来たと言うと、カープの選手の話も色々して下さいました。
料理は地元宮崎の食材を中心に海の幸・山の幸が盛りだくさん、宮崎の麦焼酎がすすみます。地元の焼酎事情も含めて楽しいお話と美味しい料理とお酒、幸せな一夜でした。

ふじ木 宮崎市千草町1-2
tabelog.com


旅行の最終日は宮崎市内、えびの市などの道の駅に立ち寄って地元の産品を買出ししながら広島へと帰りました。宮崎は農産物が豊富で、しかも安いですね。


3泊4日の宮崎旅行は本当に楽しかったです。宮崎県は気候は温暖だし、物価は安いし、食べ物は美味しいし、本当に住みやすい所だと思いました。かって「宮崎をどげいかせにゃならん」と訴えて県知事になった人がいますが、これはおかしい。宮崎はどげいかせんでも、今でも十分豊かで暮らしやすい県だと思いますよ。宮崎には是非また来たいと思います。
www.kanko-miyazaki.jp