E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

青凪

新型コロナの蔓延が治まらない中での「GoToトラベル」キャンペーン。反対意見も多くあり、いつまで実施されるのか分かりませんが、今回妻が私の誕生日祝いの旅行を企画してくれた時に、ちょうどキャンペーンが使えるとのことで利用させて貰いました。普段はとても予約が取り難いところなのですが、たまたま空きがあったのも幸運でしたね。


「瀬戸内リトリート 青凪」は愛媛県松山市の近郊にあり、ミシュランガイド広島・愛媛2018特別版で5レッドパビリオンを獲得したリゾートホテルです。元々は地元の大王製紙が招待客向け宿泊施設として建築し、一部を「エリエール美術館」として一般公開していましたが、ホテルに改装して 2015年12月に開業したとのことです。

建物は5階建ての本館と4階建ての別館で構成されていますが、見れば直ぐに分かるように、安藤忠雄氏が設計・建築を手がけたものです。

元々は美術館だったので、随所にその名残がありますね。


このホテルは全7室で、全てがスィートルーム。私達が宿泊した部屋は居室の前面がガラス張りで外にベランダ、カーテンは電動で開閉します。明るくて快適です。これ以外に広い洗面所、ウォークインクローゼットなど、全てにゆったりした設えです。

今回は私の誕生日祝いと伝えていたので、部屋に入るとバースデーケーキとスパークリングワイン(フルボトル)が用意されていました。このケーキが美味しくて、これだけでこのホテルのグレードの高さが分かります。

浴室も広々として、一度に2人でもゆったり入れますね。浴槽の前はガラス張りで、上のほうは外気に開いていて半露天になっています。

あ~いい湯だなあ、なんという贅沢なんだろう。


夕食は館内の滝が見えるダイニングで頂きました。

【瀬戸路旅懐石】
先付:バターナッツ ポタージュ仕立て、胡桃豆腐、蟹棒身
椀替り:蓮根饅頭、千パプリカ、実山椒、枸杞の実
造里:戸井の本鮪、ふぐ薄造り
進肴:茸いろいろ、鱧真薯、水菜、酢橘
八寸:石川芋衣かつぎ、揚げ銀杏、烏賊菊花寿し、秋鮭のマリネ、春菊と茸のお浸し
温物:松山長茄子と伊予牛の治部煮
強肴:甘鯛の杉板焼き
食事:浅蜊飯、赤だし、香の物
水菓子:
飲み物はソムリエにお任せの日本酒セット、料理に合わせて数種類の日本酒が供されます。もう少し飲みたい感じもあったけれど、食事の前にスパークリングワインのフルボトルを飲んでいたので、まあちょうど良いところでしたね。

朝食は地元愛媛の食材を中心に、美味しいものが並びます。これは朝から飲みたくなりますが、帰りの車の運転があるのが残念。


屋外にあるインフィニティ・プール「THE BLUE」は夏期しか使えませんが、館内にある温水プール「THE CAVE」は通年利用できます。現在はコロナ下ということで、宿泊グループごとに30分の予約使用となっていました。

久々に泳いだなあ、何年ぶりだろう。少し泳いだだけなのに結構疲れる、やはり水泳は良い全身運動になりますね。

サウナも付いていますが、30分という時間制限があるのでゆっくりは出来ませんでした。しかし、これだけの施設を夫婦二人だけで独占というのは贅沢ですね。使用後は15分間の清掃があって次のグループの番になるそうです。

コロナ下の旅行はいろんな意味で気を遣いますが、旅行者以上に宿の方のご苦労は大変ですね。「青凪」は一日7組のみ、元々プライベート性が高いホテルなので「3密」とは無縁ですが、それでも随分と対策を取られているので安心でした。私自身、今まで泊まったことがあるリゾートホテルの中でも最上級、良い思い出になりました。

瀬戸内リトリート青凪 愛媛県松山市柳谷町794-1
www.setouchi-aonagi.com



今回の旅行では、往復「しまなみ海道」を通りました。曇りがちの天気ではありましたが、気持ちの良いドライブが楽しめました。

帰り道、昼飯はこちら。来島海峡大橋を見渡せる場所、海鮮料理の「伊豫水軍」です。

店名の由来は、かってこの地を支配していた村上水軍に因んだもの。この周辺の海は鯛をはじめとして海産物の宝庫ですからね。

この店の名物”海峡丼”です。丼といいながら刺身とご飯が別々に供されます。7種類の刺身はボリュームたぷり、それを醤油ダレに浸けて卵黄にくぐらせ、ご飯にのせて頂きます。これが美味い上に、1,500円という驚きの値段、人気のはずですね。

こちらは"鯛丼"、同じく1,500円。刺身と卵黄の組み合わせというと、宇和島の”鯛めし”を思い起こしますが、まさにそういう味。これも美味いです。

いや~最高です。今治に来た時には、この店は絶対に外せませんね。

伊豫水軍 愛媛県今治市湊町2丁目6-37
www.iyosuigun.co.jp