湯来町にある「そば家 ふくべ三」へ行って来ました。私は広島市内橋本町にあった「もち月」の頃からのファンですが、一時横川で営業された後、現在地に移転され、いまは木・日曜だけの予約営業。ハードルが高くて、中々訪れる機会がなかったですね。
五日市から湯来町へ向かう県道から少し入った場所、案内板などはないため、最後の50mの処で少し迷ってしまいました。
古民家を改装された店舗は綺麗に手入れされ、ゆったり落ち着ける雰囲気です。私たちは縁側の席に通されました。畑を吹き抜けてくる風が心地よいです。
お店はご主人をはじめ女性だけで切り盛りされています。美味しい蕎麦を作るために、昔ながらの農法で育て、手刈り天日干しで収穫されているとか。品書きは2,000円のコースのみ。蕎麦もその他の食材も地元産にこだわった料理です。現在のこの営業スタイルがご主人の理想の形だったのでしょうね。
石臼手挽きそばがき
野菜の盛り合せ
玉子焼き
山野草 そば粉天ぷら
蕎麦は平打ちと細打ちの2種類
まくわ瓜と酢橘のゼリー
全ての食材と調理の隅々まで目配りがゆき届いていて、本当に美味しかったです。これで2,000円というのは破格、もっと高くてよいのではないかな。美味しい料理に、下界の暑さを忘れさせてくれる涼しい風。極上の時間を過ごせた思いです。
ふくべ三 広島市湯来町伏谷1229-1
fukube3.view-up.jp