E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

松風から「まつかぜ」へ

かって山口県の田布施にあった奇跡のようなラーメン店「麺屋アジト」。その店を閉じて、隣町の光市に新たにトンコツラーメンの店「松風」が開店したのは1年前でした。http://d.hatena.ne.jp/mm_gaa/20090315
あれだけ美味しかったアジトのラーメンをすっぱりと捨てて、トンコツラーメンの店を開いたご主人の思い切りの良さには驚いたものです。そのトンコツラーメンも中々のものでしたが、1ヶ月ほど前に、またもやそれをすっぱりと捨てて、かってのアジト仕様のラーメンに全面的に切り替えたとか、、ホントにこのご主人には驚かされます。暖簾も「松風」から「まつかぜ」に変えて、また新たなスタートですね。本日はqazさんと一緒に、新生「まつかぜ」に出掛けました。

メニューを見ると、ラーメンは醤油と塩、そしてつけ麺。普通のラーメンの他に、ワンタンらーめん、ネギらーめん、パーコーらーめん等があります。私はワンタンらーめん(醤油)を注文しました。出てきたラーメンは器もアジト時代の白い丼に戻っています。奇麗に澄んだスープを一口啜ると、、う〜ん旨い。動物系と魚介系のダシが調和した重層型のスープは、確かにアジトの頃と同じですね。こういうスープはややもするとボケた味になってしまいますが、アジトのスープは輪郭がはっきりしています。これは塩分濃度が丁度良いのと香味油の効果なのかな。化調も少し感じますが許容範囲でしょう。
麺は加水高めで太めのちじれ麺です。麺にふすまのような粒が見えるのですが、滑らかでプリプリとした食感ですから、全粒粉ではなくて通常の小麦粉にふすまを少しだけ混ぜたのでしょうか?これは従来のアジトの麺とは違いますが、中々美味しい麺だと思います。ワンタンもたくさん入って満足です。いや〜やはり美味しいですね、またアジトのラーメンが食べられて嬉しいです。


アジトのラーメンが復活したのは嬉しいですね。ただ今回「まつかぜ」を訪ねてみて、お店にかっての賑わいがないように見えたのが少し気になりました。やはり立地上の限界なのか、、アジト仕様のラーメンで、また盛り返してほしいものです。
まつかぜ 山口県光市浅江2-7-6


■彩龍はやはり凄かった
二軒めは、qazさんが移転後の店舗にまだ行ったことがないということで、周東町の彩龍へ。お昼12:30頃に到着すると店の周りは車で一杯で、店の外まで待ち客がいます。私達もホワイトボードに順番待ちの記名をして待つこと暫し、思ったより早く15分ほどで席に座れました。こんな辺鄙な場所にあるのに、これだけの客を集めるとは、、ホントに凄い店ですね。
店の入口の扉には「チャーハンセットをご注文の方は、コック長体調不良の為、食べ切れるだけのご注文を心よりお願いします」との貼り紙があります。体調不良というのは手首の腱鞘炎または腰痛のことと思われます。この店では多くの客がラーメン・半チャーハンセットを頼むのですが、半チャーハンといっても普通の店の一品料理の量がありますからね。このボリュームが人気の秘密でもあるのですが、過激な鍋振りのせいでご主人の腱鞘炎は今や職業病、、そんなに大変ならチャーハンの量を減らせば良いのに、、と思うのですが、そこはやはりご主人の意地なのでしょう(笑)。


ここではほとんどの客がセットメニューを頼んでいます。ラーメン・半チャーハンセット、ラーメン・ミニチャーシュー丼セット、黄金トリオ(ラーメン+半チャーハン+ギョウザ)がいずれも860円。このCPは凄いなあ。しかし、私たちは連食中の身ですからセットは無理で、注文は単品のラーメン(550円)です。お店の人は「ラーメン、、、でいいですか」と一呼吸おいた復唱。この店ではオジサンがラーメンだけというのは珍しいのでしょう(笑)。私もここだけを目当てに来て、黄金トリオを一度食べてみたいですね。ラーメンはいつも通りで美味しかったです。

らあめん彩龍 山口県岩国市周東町祖生800