東京旅行二日目、ホテルのある飯田橋から地下鉄を乗り継いで浅草方面へ向かいます。月曜の通勤時間帯なので地下鉄は満員、久々に東京の通勤ラッシュを体験しましたね。
朝食はこちら、浅草の老舗パン屋「ペリカン」のカフェです。人気店なので行列は必至ということで、開店の9:00に合わせて到着しました。
炭火焼のトーストは香ばしいですね。地元「浅草ハム」のハムを使用した"ハムカツサンド"は厚切りでボリュームたっぷり。自家製ソースが浸み込んだハムカツのコロモはサクサクでこれは美味い。コーヒーも美味しくて満足です。
その後は浅草の街を散策、相変わらず外国人で溢れています。
雷門の前にある浅草文化観光センターの最上階の展望所、墨田川越しにスカイツリーが真近に見えるし、浅草の街が一望できます。ここは意外な穴場ですね。
仲見世は大変な人混み、いつ来ても浅草は観光客が多いです。
浅草から歩いて、かっぱ橋道具街へやって来ました。
ここは調理器具や食器などを商う大小の道具屋が軒を並べています。
店を眺めながら歩くだけでも楽しいですね。今回は小さな蒸籠を一つ購入しました。
かっぱ橋道具街通りの外れにある台東区中央図書館の中に「池波正太郎記念文庫」があります。池波正太郎は上野・浅草が故郷ということで、ここには復元された往時の書斎や自筆原稿・絵画等が展示してあります。
私は池波正太郎の小説やエッセイのファンなので、ここの展示は興味がありました。思ったより小さな展示室でしたが、内容的には充実していました。入場無料、ここは来て良かった。
www.taitocity.net
更に千束方面へ歩いて「タカラヤ」にやって来ました。この店の"オレンジチョコレート"は完全予約制、家内が事前に電話予約したのですが、予約も中々取り難い感じでした。
東京土産として買って帰った"オレンジチョコレート"、オレンジピールをチョコレートでコーティングしココアパウダーがまぶしてあります。オレンジピールは苦みがなく、太いのに柔らかな食感でチョコレートとの一体感も絶妙。コーヒーのお茶請けに最高でした。
浅草方面に戻って、昼飯はどじょう料理の老舗「どぜう飯田屋」です。
入れ込み席の賑やかな雰囲気も味のうちですね。早速"どぜう鍋"を注文しました。
大量のネギをのせて鍋を煮立たせます。ちなみに、ネギはお替り自由です。
"どぜう鍋"と"柳川鍋"で昼ビール、くぅ~滲みるわ~、堪りません。
浅草を離れ地下鉄を乗り継いで、カトリック東京カテドラル「関口教会」へ。
丹下健三設計のこの「聖マリア大聖堂」は、上から見ると十字架の形をしているそうです。堂内は広大で無駄な飾りを削ぎ落した造り、近代的かつ荘厳な建築ですね。
実はこの日は訪日したローマ教皇のミサが東京ドームで行われます。東京ドームの入場券は抽選で当たらなかったのですが、その代わりにこちらの教会で教皇ミサのパブリックビューイングを見ました。周りの人たちは真剣に見入っている感じ、よい経験でした。
この日の晩飯は、神楽坂にある「中国名菜酒家 つる見」。今回の旅のハイライトでした。
カウンター席に座ってご主人と対面して、いろいろお話を聞きながら、次々と出てくる料理はどれも素晴らしいです。中華の食材や技法も使いながら、実際はご主人オリジナルの創作料理と言えるかもしれません。私程度の食経験の人間がこの店について語るのは僭越なので、食べたものの写真のみ。是非一度訪れてみて下さい。
前菜盛り合わせ
紹興酒三十年もの
アワビの煮込み
白身魚の風味揚げ煮込み
黒酢酢豚
椎茸スープ麺
杏仁豆腐