E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

晴れの国 桜めぐり

桜の季節には彼方こちらへ桜を見に出掛けます。昨年に続いて岡山県に行ってきました。

岡山県真庭市にある「醍醐桜」です。尾根の上に立つ孤高の桜、思わず息を飲む姿、やっぱりこの樹は桜の中の桜ですね。
www.maniwa.or.jp

醍醐桜を訪れるのは昨年に続いて3回目になります。
満開の時期は多くの花見客が訪れて、桜の近くの駐車場は満杯になるので、私達はいつも麓の「カタクリの里」に車を置いて歩いて登ります。隠岐に向かう後醍醐天皇の一行も通ったという「大勢の坂」、結構な急坂で息が切れます。

坂道を小1時間ほど登ると、視界が開けて、小さな集落越しに尾根の上に醍醐桜が見えてきます。何度訪れても、この瞬間は軽い感動がありますね。

青い空を背景にして圧倒的な存在感。名前の由来は、鎌倉時代末期の元弘の乱で後醍醐天皇が隠岐に配流される際、この桜を観て賞賛したという伝承によります。元弘の乱は今から690年前の出来事で、醍醐桜の推定樹齢は約1,000年ですから、もし本当に後醍醐天皇が見たとしたら、樹齢300年位の時ということになりますね。

樹高18m、幹周り7m、根本周り9m、枝張りは南北20m。樹種はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、岡山県の天然記念物です。

醍醐桜は見る角度によって、いろいろな表情があります。樹に魂を感じて、いくら見続けても見飽きない、なんとも不思議な桜なのです。

醍醐桜の傍には近くの集落の人達が運営している茶店があって、地元の産品などを売っておられます。うどんなども食べられます。醍醐桜が開花する時には花見客が押し寄せるので、地元の人達は大忙しですね。


この季節、美作の国(岡山県北部)は桜の国に変わります。津山城の桜も凄いですね。今年も3月26日~4月10日の間「津山桜まつり」が開催されています。

桜はちょうど満開を過ぎたところで、桜の花びらが風に散って花吹雪が舞っていました。

津山城には約1000本の桜があるそうで、日本の「さくら名所100選」にも選ばれています。

桜の花を満喫し過ぎて、なんか不思議なトランスしたような気分になりました。
sakuramatsuri.e-tsuyama.com

この日の泊りはJR津山駅近くのホテル。晩飯を食べる処を探して津山の繁華街・ソシオ一番街辺りをぶらぶらして、こちらの店に入りました。

まずは、串揚げでビールを飲みます。一日中歩き回ったのでビールが沁みますね。

せっかく津山に来たのだから地元の珍しいものも食べたいということで”ヨメナカセ”。名前の由来は諸説あるそうですが、牛の心臓近くの大動脈だそうです。食べた感じは一夜干しのスルメイカの固いやつといったところ。顎が疲れましたが味は良かったです。

続いて”もつ鍋”。美作地方は食肉牛の生産地で、牛モツを食べる文化があるそうです。

締めは津山名物の”モルモンうどん”と思っていましたが、腹一杯になって終了。しかし、宿泊したホテルの朝食ビュッフェに”モルモンうどん”があったので、翌朝それを頂きました。


二日目は岡山県内をドライブしながら、いろんな場所で桜を眺めました。さすがに「晴れの国おかやま」、岡山県は桜の木が多くて、この時期は何処も彼処もピンクに染まってます。岡山市内も旭川の河畔や後楽園など、桜が咲き乱れて綺麗でした。

旭川の河畔に建つ岡山城。黒い下見板張りの外観から「烏城」と呼ばれていますが、現在は改修工事のため足場に覆われて見えませんでした。工事完了は今年の秋とのことです。

日本三名園のひとつ「後楽園」です。ここを訪れるのは40年ぶりくらいかな。

この庭園は江戸時代・岡山藩主池田氏の別邸として作られたものです。晴天で軽く汗ばむような陽気でしたが、手入れの行き届いた園内を歩くのは気持ちがよいですね。

園内には結婚写真の前撮りをするカップルが何組も来ていて、それぞれ晴れ着を着て、満開の桜をバックにして写真を撮っていました。

okayama-korakuen.jp


岡山の街をぶらぶら歩きました。後で気がついたのですが、ここは今やっているNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に出てくる商店街ですね。

omotecho.or.jp

ここでは、岡山の隠れた名物”えびめし”を食べました。こちらの店のご主人は、”えびめし”を岡山に根付かせた「いんでいら」グループで調理人をされていたとのことです。

”えびめし”はカレーとウスターソースが混ざったような独特のソースで、ご飯の甘みを引き出します。エビもぷりぷりして美味いですね。

ラーメン西本 岡山市北区表町2-3-63

一泊二日の岡山県の旅、いや~桜を満喫しました。今年も桜をたくさん見れたので満足です。