E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

おでん とくあん

今宵はいつものキャンプのお仲間とご一緒して、男三人の飲み会です。
八丁堀交差点を北に50m程、小さなビルにぽつんと赤い提灯「おでん とくあん」とあります。店は2Fにあって、エレベータに乗るか小さな螺旋階段を登らないといけません。フリの客はほぼいないと思われるロケーションですね。ご主人は一見して強面ですが、実際はどうなのかな?ただ、自分が作っているおでんを真剣に食べてほしいという気持ちを感じます。

この店ではおでんは一人づづ注文して、銘々の皿で出てきます。品によっては別に小鉢で供されることもあります。おでんだねはオーソドックスなものから変りだねまで、値段は一品が100円〜600円と幅があります。私が注文したのは、牛スジ、ダイコン、フキ、ガンモ、野菜きんちゃく、豆腐(フキノトウ味噌かけ)などです。今の季節なのでフキやフキノトウの味噌などがあって、季節感には特に気をつけておられるのでしょう。おでん汁はごく薄味です。素材本来の風味を損なわない汁ということなのでしょうね。

おでんの他に、黒板に書いてあるその日のメニューがあります。私達はコハダの酢〆め、スジポンネギ、アンキモなど色々と頂きました。これは良いなあ、これ程のレベルの肴は中々ないものです。失礼ながら、私はおでんよりもこちらのほうに感心しました。日本酒や焼酎もご主人が選ばれたものなのでしょう。あまり馴染のない銘柄ばかりでしたが、どれを頂いても美味しかったです。

こちらはカキの天ぷら、サックリと揚がっていて文句なしの美味しさです。

広島では昔からお好み焼き屋などにおでんが置いてあって、煮しめたような濃い味に馴染んでいます。この店のような薄味の上品なおでんは物足りなく感じるのですが、これが本来のおでんでしょう。いろんなものを食べて飲んで、お勘定は思いの他安かったです。広島にはおでんをメインにした店は案外少ないのですが、その中でこの店は貴重な存在ですね。
とくあん 広島市中区八丁堀12-5 第2シティビル2F
お酒も美味しくて会話も楽しくて、私は飲みすぎて途中から完全にヨッパー状態でした。いつもすいません、皆さん今回もありがとうございました。