E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

高知の日曜市

高知市内で一泊。翌朝は7:00前に起き出して、朝飯も食べずに日曜市に向かいました。
高知の日曜市は、高知城下の追手筋で毎週日曜に開かれている街路市です。歴史は古くて起源は江戸時代まで遡るそうですが、城下に日切りで立っていた市が明治以降に纏められて曜日ごとの市となり、場所も何度か変わりながら現在の形になったとのこと。ちなみに高知には日曜市だけでなく、各曜日毎に違う場所で街路市があります。しかし、日曜市は最も出店数が多く休日ということもあって、高知の観光名所として有名ですよね。



日曜市は朝市ではなくて日の出から夕方まで一日開かれています。私たちは朝7:00過ぎに会場の追手筋に着きましたが、既にたくさんの買い物客が集まっていました。高知の農産物、海産物が色々と売られており、しかも安いですね。歩いているのは地元の人と観光客が半々くらいの感じでしょうか、地元の人も結構ここに買い物に来ているようです。

市を歩くと、、いや〜凄いなあ。まるで宝の山に足を踏み入れたような感じですね(笑)。高知の海の幸、山の幸で溢れています。今の季節は山菜が多いですね。タラの芽、ゼンマイ、芹、のびる、イタドリ等、、ちょうど出始めのタケノコは、ひと抱えもありそうなものが500円位で売られていました。名産のフルーツトマト、小夏、土佐文旦、柚子酢、生姜などはたくさん売られています。生産者が自身や近所の人が作ったものを売っておられる店が多いので、まさに地産地消。安いし安心して買うことができます。
海産物としては、ホタレ(片口鰯)の生干し、ニロギ、メヒカリの干物、釜揚げしらす、子サバ、子アジ等。小魚の干し物が色々とあるのですが、どれも旨そうです。高知の人の食生活は何と豊かなことでしょうか。

そのほか、手作りの田舎寿司、野菜寿司、鯖棒寿司、お餅、干し芋など、、売るほうも買うほうも土佐弁が飛び交っています。地元の人は贔屓の店が決まっていて、そこに買いに来ているようですね。私たちもお寿司やお餅を買って食事替わりにしましたが、手作りの真っ当な味で美味しかったですねえ。こういうものを食べていると健康で長生きが出来そうです。


日曜市関連のサイトはたくさんあって、店番号と店主名で色々な情報が掲載されているので、観光客は事前に下調べをしておくと更に楽しめるでしょう。また、日曜市の傍にある「ひろめ市場」や大橋通りにも色々な店がありますから、その辺りを回ってみるのも面白いです。
こちらも高知名物、アイスクリンです。アイスクリームとシャーベットの中間という感じで、昔懐かしいアイスの味です。高知ではほぼ一年中売っていて、「1×1=1」という幟が目印なのですが、そういえば日曜市のこの屋台には出てなかったなあ。高知にはアイスクリン以外にも、"帽子パン"とか"ミレービスケット"といったローカルで有名な菓子類もありますね。


朝7:00から日曜市を回って、途中一旦ホテルに戻ってチェックアウトしたり、高知城も見物したりしましたが、結局13:00頃まで日曜市の周辺を歩き回っていました。いや〜結構疲れたけれど楽しかったなあ、こういう街路市が広島にもあると良いのですけどねえ。
その後は高知市を離れて、途中南国市にある西島園芸団地に寄ってお土産にメロンを買ってから、広島へと帰りました。この2日間は私にとって有意義な時間でした。高知は本当に良いところですね、是非ともまた行きたいです。