E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

心はいつも太平洋ぜよ

この土日で高知に行って来ました。
今回の旅行の第一の目的は、10年前に亡くなった学生時代の友人のお墓参りをすることです。お昼過ぎに、桂浜からほど近い友人の御実家をお訪ねしました。お母様とも久々にお会いし、色々とお話などして暫らく時を過ごしました。その後で、御実家の近くにあるお墓に連れていって頂きました。彼には学生時代に随分と世話になったし、若くして亡くなったことは残念でなりません。色々な思いが頭の中をめぐりますが、取りあえず合掌するだけでした。
訪問先を辞した後は、近くにある桂浜へ。今年は大河ドラマの影響で地元高知は龍馬ブームで湧いているようですね。桂浜にある龍馬像には4/3〜5/30の期間、高さ13.5mの龍馬像と同じ高さの特設展望台が設置されています。同じ目線で横から眺める龍馬さんは迫力ありますね。海に向かって一体何を見ているのか、、高知出身の人はいつも太平洋を見て育ったせいなのか、大らかで親切な人が多いように思います。亡くなった友人もそうでしたし。「心はいつも太平洋ぜよ」、、何だか彼の声が聞こえたように思いました。


本日の泊まりは、はりまや橋の直ぐ近くにあるホテルです。はりまや橋は日本三大がっかり名所のひとつとも言われていますが、確かに歌で有名な割には小さな可愛らしい橋ですね(笑)。この周辺が高知市の繁華街ですので、今宵は家内と二人で高知の旨いものを食べたいと思います。

暫らく周辺を歩き廻って街の雰囲気を味わった後、「酔鯨亭」という土佐料理の居酒屋へ入りました。

これは亡くなった友人が言っていたのですが、土佐の人は基本的に酒飲みというか、「男は酒が飲めにゃいかんぜよ」という土地柄だとのこと。地元の酒は司牡丹、土佐鶴に代表されるように辛口の酒が揃っています。私も彼の結婚式で初めて高知を訪れて以来、すっかり土佐の酒が好きになりました。広島でも酒屋で司牡丹や土佐鶴を見つけたら、それを買うことがしばしばあります。この店は酔鯨という銘柄の酒しか置いてありませんでしたが、これも広島の酒と比べると辛口で中々美味しかったです。
土佐の酒の肴と言うと、まずは"どろめ"(写真左)、"のれそれ"(写真右)でしょうか。"どろめ"はカタクチイワシの稚魚、"のれそれ"は穴子の稚魚のことで、三杯酢などで食べます。これは珍味というか、あっさりとして日本酒の肴には最高ですね。

土佐の名物と言えばやはりカツオのタタキですが、最近は塩タタキが流行っているそうです。

他には、鯨の刺身、うつぼのから揚げ等、、旨いものが色々ありますね。


今宵は旨い酒と旨い肴を堪能しました。高知の良さを教えてくれたのは、やはり亡くなった友人ですから、私にとって高知は何か特別な土地のように思われるのです。
酔鯨亭 高知市南はりまや町1-17-25