母親が入院中の知人の見舞いに行きたいと言うので、五日市のちょっと不便な場所にある病院まで車で連れて行きました。その途中で昼飯を食べようということですが、蕎麦がいいと言うので、井口の安庵へ。
この店は国産蕎麦粉のみを使って打った十割蕎麦を出す店だとのことです。店に入ると、入口の横に製粉室があって電動の石臼が回っています。蕎麦の薄皮も一緒に引いているようですね。注文は、母親が鴨南蛮、私は鴨汁つけ蕎麦です。この店はかなり待たされると聞いていたのですが、確かに30分近く待たされました（笑）。注文を1組づつ調理しているようで丁寧なのは良いのですが、蕎麦屋ですから、あまり客を待たすのはどうかな？もり蕎麦には生ワサビが付いてきて鮫皮おろしで自分で下ろします。このあたりは嬉しいですね。蕎麦は田舎蕎麦系になるのでしょうか、ちょっと柔いかなと思いましたが、蕎麦の香りはあります。つけ汁は甘めですね。最後に蕎麦湯を注いで味わいましたが、鴨のダシがしっかりと出て美味しかったです。
母親の鴨南蛮の汁も飲ませてもらいましたが、こちらの方はつけ汁より甘さは抑えめでした。
店の前には山頭火の歌碑、店内には山頭火の額、箸袋にも山頭火の歌が、、ご主人の思い入れが否応なく伝わってきます（笑）。いや〜きっと色んなことにこだわりのある店主なのでしょうね。
安庵 広島市西区井口5-18-27
