E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

作州 春の旅(勝山、湯原)

今年は春の訪れが例年より早いようです。桜の開花も早まるとのことで、ネットで開花時期を確かめながら宿を予約して、作州(岡山県北部)へ桜を見る旅に行って来ました。

一日目は真庭市勝山に立ち寄りました。ここは江戸時代は勝山藩(三浦氏)の城下町として、また出雲街道の宿場町として栄えた所です。町の側を流れる旭川には岡山からの高瀬船の終着点となる船着き場跡が残っており、往時の賑わいが偲ばれます。

「町並み保存地区」に指定されているエリアを散策しました。街道沿いに白壁や格子窓の古い町並み、周辺には城下町の武家屋敷や寺社などが残っています。また古民家を活用した工房、カフェ、ギャラリーなどもあって、鄙びた中にも風情のある町という感じです。

町を歩いていると、家の入口に一軒ごとに異なるデザインの“暖簾”が掛かっているのが目につきました。よく見ると、その家の家業を図案化したものが多いようです。この暖簾は勝山の町並みのシンボルになっているそうで、色々な暖簾を見て歩くのも楽しいですね。

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こちらは文化年間創業の「御前酒 辻本店」です。直売所があったので、純米大吟醸の4合瓶を購入。すっきりした飲み口のよい酒でした。

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昼飯は町並み保存地区の中にある中華料理の「白壁」へ。外観からは中華料理店とは分かりませんね。観光客相手という訳ではなくて、地元の人にも人気の店だそうです。

ランチは定食メニューが色々あって、値段は高いもので1000円程度です。一番人気の”カニあんかけチャーハン”を狙っていたのですが、私達の前に入ったガテン系のグループがそれを注文して、ちょうど終了になってしまいました、、残念。
ならばということで、”スープチャーハン定食”にしました。メインの他に水餃子、小鉢、サラダ、スープ、漬物、デザートの杏仁豆腐も付いています。

こちらは”八宝菜定食”。どれもしっかり美味しくて、味・ボリュームとも大満足でした。

白壁 岡山県真庭市勝山171

作州勝山、よい雰囲気の町ですね。いまも生活が感じられる町並みという意味では、観光地の倉敷や津和野などよりも良いかな。機会があればまた訪れたい町です。


真庭市の周辺には桜の名所がたくさんあります。実際に車で走っていると、あらゆる所に桜が咲いていて、何処ででも花見ができそうです。

旭川の河岸に約1kmに渡って桜並木が続く「久世トンネル桜」、前回来た時にも立ち寄った場所ですが、今年も綺麗に咲いていました。

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旅の泊りは湯原温泉です。湯原といえばダムの直近にある天然の露天風呂「砂湯」、24時間無料で開放されています。男女混浴なので湯浴み着が必要ですが、男性は裸で入る人もいます。この日も7-8人の人が湯に浸かっていました。

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宿は砂湯の向かいにある「八景」です、湯原温泉の中では一番大きなホテルですね。ただ最近は温泉街全体が少し寂れてきている感じで、こちらのホテルもスタッフ不足のせいか全ての客室は稼働していないようでした。

こちらの宿は料理が美味しいというので選びました。砂湯を眺めながら晩飯をスタートです。

料理長はかって「料理の鉄人」に出演したことがあるとのこと。食事は先付、八寸から始まって、造り、煮物椀、焼物、焚き合わせ、揚げ物と続きますが、地のもの季節の食材を使ってあって、どれも美味しく頂きました。

地元岡山県の酒の飲み比べ、美味い料理と美味い酒で酔いが進みます。

次の日の朝飯もしっかり。玉子かけご飯が美味しかったです。

湯原温泉 八景 岡山県真庭市豊栄1572
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