名古屋二日目、まずは大須観音に参拝してからスタートです。
大須商店街の中にある萬松寺。若かりし頃の信長が父親の葬儀で位牌に抹香を投げつけたという歴史ある寺です。ただし、信長時代の萬松寺は今よりもっと北(錦から丸の内辺り)にあったらしいのですけどね。
今日も名古屋めしの探求は続きます。名古屋における独特の喫茶店文化は外すことができませんね。しかし、いわゆる名古屋モーニングが盛んなのはむしろ郊外で、中心街の喫茶店はわりと普通だとか、、
■エビフライサンド
こちらは名古屋に何店舗が展開してる喫茶店です、この大須が本店とのこと。朝8時から営業、店内は満員で活気に溢れていました。客はほぼ地元の人みたいですね。最近は広島でもスタバやタリーズなどが進出してきて、いつのまにか旧来の喫茶店がなくなっていたりしますが、名古屋ではいまだに地元の喫茶店がしっかり頑張っているようです。こういうふうに近所の人が普通に朝飯を喫茶店で食べるというのは、いまでは珍しい風景ではないかな。
驚いたのはコーヒーです。ホットはカップまで熱々で口を焼きそうでした。家内が注文したアイスコーヒーは熱々のコーヒーを自分で氷を入れたグラスに注いで作ります。こうすると、コーヒの香りがそのまま残るのだそうです。家内はモーニングの"ホットサンドウィッチセット"、私は名物の"エビフライサンド"を注文しました。
名古屋のエビフライ、このサンドウィッチはこの店の名物ですが、想像以上に美味かったです。
コンパル本店 名古屋市中区大須3-20-19
大須観音の周辺は有名な盛り場で、東京でいえば浅草と秋葉原を足して二で割った感じです。
古着の店とかも多いです。大須は若い人が集まるサブカルチャーのスポットでもあります。
食べ物屋もいろいろあります。イタリアン、ブラジル、台湾、チャイニーズ、なんでもありですね。
ここは面白いなあ、一日歩き回っていても飽きない感じですね。
■味噌かつ
大須を歩き回った後で、昼飯は近くの「矢場とん」に行きました。
店に着くと店外にも待ち行列があって待っていると、いきなり店中に誘導されて3階への階段の途中で待たされることに、、えっ?それならそうと言ってほしい。若い人達に交じって階段に行列するのは結構恥ずかしいなあ。まあ、思ったより早く席に座れましたけどね。
名物の"わらじとんかつ"です。味噌ダレとソースを半々に出来るというのでそれを注文して、そしてビール。昼からトンカツにビールというのは何とも罰当たりですが、旅行中ということで大目に見て下さい。
ソースと比べると、私はやはり味噌ダレが好きですね。本当に意外だったのですが、揚げ物と味噌ダレはよく合いますね〜これはマジで癖になりそう。名古屋の人が味噌味を愛する理由がよく分かりました。
矢場とん本店 名古屋市中区大須3-6-18
この後は家内と別れて自由行動。私は地下鉄に乗って中村公園内にある豊國神社へ向かいました。
太閤秀吉誕生地の碑です。秀吉が尾張中村出身であることは事実ですが、生家のあった場所は分かるはずがありませんね。まあこれは公園の中に適当に作ったということでしょう。私にとっては、那古屋、古渡、清洲、中村など、信長時代の要所の位置や距離を実感することが目的なので、それで十分なのです。
再び家内と合流して名古屋市科学館へ、ここでは展示と共にプラネタリウムを鑑賞しました。この科学館はさすがに展示が充実していますね。プラネタリウムでは、私は疲れてほとんど寝ていました。
プラネタリウムで熟睡したお蔭で元気を回復、晩飯に臨みます。名古屋最後の食事に何を食べるか?、、悩んだ末に、こちらの店を選択しました。電話で予約しようとすると、「とにかく来て下さい」とのこと。ちょっと不安でしたが、出掛けました。
■ひつまぶし
名古屋めしの中ではちょっと高級(になるのかな、、)今宵の晩飯は"ひつまぶし"です。
なんとも趣のある店舗、歴史を感じますね。
まずは"う巻き"でビール、あ〜最高だなあ。ほっと心が落ち着きますねえ。
"ひつまぶし"はお櫃で供され、それに肝吸いが付いてきます。
セオリーに従って、最初はそのまま最後は茶漬けにして頂きました。いや〜これは美味い。鰻の食べ方としては柳川の"蒸籠蒸し"に次ぐものかな、、大満足でした。
いば昇 名古屋市中区錦3-13-22
今日もいろいろ食べましたが、まだまだ食べ残したものがありますね。味仙の"台湾ラーメン"、ヨコイの"餡かけスパ"とか、、連食がきかないところが返す返す残念です。宿題が残ったので、いずれまた名古屋を再訪したいものですね。