E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

讃岐へ家族旅

宮池に映る逆さ讃岐富士、、いや〜これぞ讃岐の風景ですね。

春の彼岸の3連休、まだまだ肌寒い日が続きます。いま震災を避けて息子が帰省しているのですが、折角の機会なのでこの連休に家族で四国を旅することにしました。まず第一日目は讃岐うどん巡りです。家内は二度目ですが、以前行った時の話を家内から聞いて息子も興味を持ったようです。今回の讃岐行では、初めての息子のために讃岐の雰囲気がよく分かるようにと考えて店を選びました。


●がもう
朝6時過ぎにわが家を出発、8時半には坂出に到着しました。瀬戸大橋を渡ったら、最初はやはりこの店です。行列は30人ほど、待ち時間は10-15分というところでしょうか。かっては車の置き場所がなかったですが、現在は50台ほど停められる大きな駐車場があります。やはり他府県ナンバーが多いですね。店自体は昔と変わらなくて、ここも讃岐を感じられる名店のひとつです。

がもうに来るのはたいてい朝一番ですが、温かいかけうどんに大きなあげを載せるのが私の定番です。優しいイリコだしの汁とあげの甘味が胃袋を目覚めさせてくれて、さあこれからだという気持ちが湧いてきますね。

がもううどん 坂出市加茂町420-3


●坂出山下
2軒目は直ぐ近くの山下うどんです。以前一度訪れたことがあるのですが、その時は讃岐地方は豪雨洪水の直後でこの店も浸水して営業休止中でした。私にとっては宿題店のひとつです。

店内に入ると立派な薪炊きの釜がありますね、これは期待できます。釜場はしゃきしゃきしたおばちゃんが切り盛りして、その奥でお婆ちゃん(90歳だそうです)が天ぷらを揚げておられました。このお歳でお元気なこと、天ぷらもカラッと揚がって美味しそうです。

ここでは冷たいうどんとちく天を貰いました。うどんはつややかで綺麗です。生姜をおろして醤油を掛け回して頂きます。一気に頬張ると、うどんが口の中で踊ります。これぞまさに讃岐うどん!いや〜旨いです。

今回の讃岐行で私にとってはこの店が一番の収穫でした。ここはリピート必至ですね。
山下うどん 坂出市加茂町杉仏147-1
 

●冨永
2玉食べてお腹も少し落ち着きました。次は丸亀へ移動して冨永です。普通の民家にずかずか上がりこんで、うどんが頂ける感じ、こういうのも讃岐ならではです。店に着くと、いつも通りの元気なおばちゃんが迎えてくれました。

いまは3月ということで座敷の奥には雛段が飾ってありました。

ここでは"ひやひや"にしました。私と息子の分だけ注文して家内には少し分けるつもりだったのですが、おばちゃんが家内の分としてうどんを一本レンゲにのせてサービスして下さいました。こういう心遣いは嬉しいですね。ここのうどんは固いのが特徴ですが、ひやひやだと更に固く感じて意外と剛麺なんです。汁はすっきりとして美味しいですね。

おばちゃんに観光案内までしてもらって、店を出ました。本当に楽しい人です。
うどん冨永 丸亀市川西町北806-4


●善通寺カタパン
3軒回ってちょっと休憩しようと善通寺へ行くことにしました。お寺を観た後はやはりこちら、名物のカタパンです。これは日持ちがしますから、たくさん買い込んでおきます。

熊岡菓子店 善通寺市善通寺町3-4-11


●いなりや食品
一服した後、次の店はいなりや食品です。讃岐には色々な業態の店があることを見せたくて、こちらを選びました。もうお昼近くになっていたので、茹で上げ作業は終了していました。

冷たいうどん1玉をマイ丼に頂いて、「すいません、醤油かけてもらえませんか」と(私も図々しくなりました)お願いすると、気持ちよく応じて下さいました。親子3人が路上で1玉を分けて食べます。締めたうどんはどっしりとコシがあって美味しいです。前回は思わなかったのですが、今回は須崎@高瀬のうどんに似ていると感じました。食料品店のうどんというところで意外と共通性があるのかもしれませんね。

いなりや食料品店 善通寺市金蔵寺町1230


●谷川米穀
4軒回って私はまだまだ余裕がありますが、家内は既にゲームオーバー気味で息子はもう1軒くらいならという感じです。時間には余裕があるし少し間隔も開けたいので、行列を承知の上で最後は谷米に行くことにしました。12:00頃の到着で行列の末尾は橋の半分を過ぎたところです。これだと1時間待ちかな、営業の仕舞いまでにはぎりぎりセーフか?と思ったのですが、他の二人の意見も入れてここは安全策をとって名誉ある撤退を決断しました(笑)。

谷川米穀店 仲多度郡まんのう町川東1490


●三嶋製麺所
ここまで来たのであれば、転進先はもう三嶋製麺所しかないでしょう。こちらもかなりディープなロケーションです。ここには行列はなし、うどんの美味しさということでは谷米と遜色ないと思うのですが、やはりS級の知名度は凄いものです。

こちらの釜場も中々の雰囲気で、映画UDONに登場したおばちゃんも健在です。

ここでは温いうどんをもらって玉子を取って釜玉風にして頂きます。唐辛子も入れてちょっと味に変化を付けて美味しく完食しました。ご馳走様でした。

三嶋製麺所 仲多度郡まんのう町川東276


今回は5軒で終了です。初めて讃岐巡りをした息子の感想はよく分かりませんが、結構面白かったのではないかと思います。いつかまた一緒に讃岐巡りをする機会があればよいですねえ。お昼過ぎに讃岐を離れて、次の目的地の高知へと向かいました。