E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

名護屋・呼子の旅

今回の旅行は、私にとって予てからの懸案だった肥前名護屋城を訪ねることが大きな目的でした。実際に来てみると、この城の規模には改めて驚くばかりです。広大な城跡に石垣が重層的に連なって、歩き回るとその縄張りの大きさが実感できます。400年余り前秀吉の朝鮮出兵の時には、この城を中心にして130を超える大名が周辺に陣屋を作って、最盛期には20万人を越える人口があったというのですから、大変な賑わいだったのでしょうね。秀吉の生涯で最悪の愚行と言われる朝鮮出兵ですが、この地に立つと、彼の壮大な野望を後押しした当時の日本人のエネルギーの大きさを感じます。
本丸跡に立つ「太閤が睨みし海の霞かな」(青木月斗作)の句碑。天気が良ければ、ここから壱岐、対馬が望めるとのことですが、この日は海が霞んでいて残念ながら見えませんでした。


名護屋城の跡は思った以上によく整備されていました。すぐ傍には名護屋城博物館があって、色々な展示を見ることができます。現在、本丸跡などを発掘調査していましたし、ここはまたいつか再訪したいですね。

名護屋城を見た後は、近くにある呼子へ移動しました。名物のイカを食べるのが目的ですが、呼子の町に入ると大変な人出で、どの店も1時間以上の待ち行列という状態。ちょうど三連休の中日なので、皆さん福岡辺りからドライブがてらイカを食べに来ているようです。これは参りました。


結局、呼子の港から少し離れた海舟という大型店でイカの活け造りを食べました。出てきたイカは身が透き通ってホントに奇麗ですね。刺身は身が固くてコリコリとして、中々美味しいです。刺身の残りは天ぷらにして貰いましたが、これは揚げ過ぎで、ちょっといただけませんでした。やはりここは観光客が少ない平日に来ないといけませんね。