E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

京滋の旅

7月15-16日で京都・滋賀に行ってきました。豪雨が上がって一転、暑かった、、
前日までは西日本のほぼ全域で豪雨が降っており、京都でも土砂崩れ等の被害が出ているとの報道もあって、朝自宅を車で出発する時にはどうなることかと思ったのですが、山陽道を東へ時間が経つにつれてすっかり晴れ上がって、京都・宇治に着く頃には凄いほどの真夏の暑さになっていました。今回の旅行は京都の南部と滋賀県の大津周辺を巡ります。私は学生時代を京都で過ごしたのですが、見てない処もたくさんあって、特に京都市の南のほうはあまり馴染みがなかったですね。<一日目の旅程> 宇治平等院―黄檗山萬福寺―石山寺―膳所城跡―今井兼平墓―瀬田唐橋―宿舎(アーブしが)
宇治平等院の鳳凰堂は9月から修理に入って、1年半かけて壁と柱を赤に塗り瓦もふき替えて外観を一新するとのこと。その前に一度見ておこうというのが、今回の旅行を思い立ったきっかけです。有名な観光名所ですからね、たくさんの観光客が来ています。鳳凰堂は10円玉でいつも見ている建物ですが、実物はやはり巧緻な建物といった印象です。これを昔のように朱塗りに戻したら、かなり印象が変わるでしょうね。宝物館に展示してある鳳凰像(一万円札の裏側にある鳥)は精巧にできていて目を奪われました。宇治川の河畔は少し風がありましたが、とにかく暑かった。

曹洞宗、臨済宗と並ぶ禅宗の一派、黄檗宗の総本山萬福寺です。さすがに大きな寺で、現在も多くの僧侶がここで修業をしておられます。普茶料理という中華風の精進料理が有名ですが、今回は一人旅なので食べれませんでした。

石山寺は大きな岩山の上に御堂が建っているのが名前の由来だそうです。紫式部が参籠して源氏物語の着想を練ったと言い伝えられるように、平安時代の文学作品にも多く登場する寺ですね。木々に囲まれて瀬田川を足元に見下ろして、気持ちのよい場所でした。

宇治川を遡って琵琶湖の喉元にあたる瀬田へ。膳所、粟津辺りを見てから宿舎に入りました。部屋の窓からは瀬田の唐橋がよく見えます。夜は京阪電鉄に乗って唐橋前駅から石山駅へ、周辺をぶらぶらして炉端焼き屋で一人晩飯でした。


<二日目の旅程> 比叡山延暦寺―京都市内―東寺―壬生新撰組屯所跡―伏見寺田屋―伏見桃山城―淀城跡―勝竜寺城跡―高槻城跡
宿舎を出て、まず比叡山に登ります。途中大津市内を走っていて、例のいじめ自殺事件の中学が直ぐ近くであることに気がつきました。せっかくなので寄ってみることに。近くに陸上競技場・野球場もあって環境の良いところです。ここがあの事件の現場か、、私自身この旅行に出る前には考えもしなかったのですが、急に事件を身近に感じるようになりました。
比叡山ドライブウェイより大津市方面を望みます。

延暦寺東塔の根本中堂、比叡山の上は下界と比べて気温が4-5℃は低い感じで清々しかったです。

比叡山から京都側に降りました。一乗寺・北白川・吉田と私が学生時代に過ごした地域です。もう30年も経つわけですが、この辺りの風景はほとんど変わりませんね。昔あった店が今もそのまま残っていたりして懐かしいです。車で京都市内を周ってみました。今日は祇園祭の宵山です、四条通には鉾が並んでいて観光客も多いですね。今宵は賑やかなことでしょう。

天台宗の延暦寺に行った後はもう一方の雄、真言宗の東寺にも寄らないとね。東寺の五重塔は新幹線からもよく見えて、ある意味で京都のシンボルの一つではありますけど、これまで来たことはなかったなあ。

市内に戻って、壬生の新撰組屯所跡(旧八木邸)へ。八木家の子孫の方が屋敷の前側で京菓子店をされています。残念ながら内部は撮影禁止とのこと。想像以上に手狭な屋敷で、ここに多くの新撰組隊士が暮らしていたのが不思議なほどです。芹沢鴨等が襲われた座敷などが当時のまま残っていて、案内人が説明してくれます。

次は伏見の寺田屋へ、こちらも初めてです。幕末にはここで色々な事件があって、いろんな有名人が交錯した場所です。かってはこの辺りまで三十石舟が入ってきていたのですね。近くに駐車場が空いてなくて結構遠くに停めてしまったのですが、周辺は酒蔵も多くてよい雰囲気の街並みでした。しかし、とにかく暑かった。

ここは完全に観光地化していますね。八木邸と同じでやはり建物内は狭いです。昔はこういう狭いところにたくさんの人間が暮らしていたのですね。坂本龍馬が居た部屋とか、お龍さんが裸で駆け上った階段とか、なるほどそうか、、といった感じです(笑)。

その後は京都南郊の城跡を4ヶ所(伏見桃山城、淀城、勝竜寺城、高槻城)周ってから、帰途につきました。今回は京都周辺でこれまで訪れたことがなかったところを中心に周りました。いくつか計算違いもありましたが、楽しかったですね。


今回は一人旅だったので、ちゃんとした店には入り難く、食べるほうは適当です。旅行中に食べたものは以下の通り。

1日目(昼)第一旭槇島店/スペシャル肉まし(夜)石山駅近く炉端焼き/ビール・焼鳥・刺身
2日目(朝)コンビニ/惣菜パン・缶コーヒー(昼)餃子の王将上牧店/中華丼・餃子 

第一旭は良くも悪くも昔ながらの味ですね。肉ましのボリュームは凄いなあ。

石山駅の近くにあった炉端焼きの店に入ったのですが、思いのほか良かったです。


京都辺りに来ると何故か「餃子の王将」が目につきます。ここの餃子は私にとっては思い出の味です。