俵山温泉 湯治旅

山口県の俵山温泉で湯治をしてきました。
長門の山間にある古い温泉街で昔ながらの湯治場がいまも引き継がれている処です。旅館は40軒ほどありますが、現在営業しているのは半分くらいだとか。近くの長門湯本に豪華な温泉ホテルが出来たので、やはり押されてしまって、少々寂れてしまったようですね。しかし温泉の泉質は西の横綱とも言われるくらいで、長期の湯治療養など、いまだに根強いファンがいるそうです。

俵山温泉は内湯のある旅館はわずかで、滞在者は基本として外湯に入ります。泉質は強アルカリ単純泉で、特にリウマチ、神経痛、関節痛などに効果がある名湯として有名です。
こちらは、町の人も使う公衆浴場の「町の湯」。旅館から浴衣に丹前を着てサンダル履きで出掛けます。地元の人と一緒に入る町の銭湯といった趣きですが、源泉掛け流しでここが俵山温泉の元湯ですね。

一般客向けの日帰り温泉施設「白猿の湯」です。こちらは大きな浴場で露天風呂もあります。どちらも旅館から歩いてすぐのところ。宿泊者向けには両方の浴場に一日入り放題の入湯手形(1,200円)があります。


私たちが泊まったのはこちらの「泉屋旅館」です。俵山の中でも伝統のある旅館のようです。客室は30室以上あって結構大きいのですが、現在は最高でも5室くらいしか稼働していないみたいですね。部屋には鍵も付いていないのですが、それも気にならないというか、昔の温泉旅館はこんな感じだったんだろうと思います。

湯治の一日はこういう感じ(2泊3日の中日の様子です)。一日に4回入湯し、空いた時間は読書などして過ごしました。ホントのんびりしますね。

   6:00: 起床、町の湯(1回目)
   8:00: 朝食
  10:00: 白猿の湯(2回目)
  12:00: 昼飯(買ってきた弁当)
  13:30: ビワの葉温灸
  16:00: 白猿の湯(3回目)
  17:30: 夕食
  20:00: 町の湯(4回目)
  23:00:  就寝             

食事は家内が小食なので少なめの献立を頼んで、私はそれに別注の一品を付けてもらいました。豪華な温泉ホテルのようなご馳走ではないですが、全て手作りという感じで中々美味しかったです。

一日目の夕食には"鹿肉の刺身"を付けて貰いました、ニンニク醤油で頂きます。鹿は地元の猟師さんが獲るのだとか。私たちも車で走っている時に鹿に出逢いましたが、中国山地には野生の猪や鹿が結構たくさんいるみたいですね。

二日目の夕食です。メニューは日替わりでこの日は鯛の骨蒸しがメイン。田舎なので煮物などの味付けは濃いのですが、それはそれで美味しく頂きます。

二日目は"しし鍋"を付けて貰いました、味噌仕立てです。この猪肉は柔らかくて臭みがなくて美味かったです。


2泊3日の温泉湯治の旅、ホントにのんびりしました。このところ家内は寒さのせいか体調がいまいちだったのですが、かなり回復したとのこと。あちこち見て回る旅も良いのですが、こういう滞在型の旅も良いものですね。こちらの温泉には機会があればまた訪れたいと思います。