柳川 川下り

旅の最終日は久留米から柳川へ、柳川では初めての川下り舟に乗りました。
水郷の町柳川、下百町の乗り場から舟に乗って沖端まで約1時間半の遊覧です。柳川小唄に「かすむ岸辺に柳の緑」とある通り、堀の両側には柳の木が風に靡いて、水郷ならではの風情ですね。

掘割を行くと、普通に民家の裏を通るようなところもあります。水路が生活の中にとけ込んでいる感じかな。

町のここ彼処で、ツツジがちょうど見頃で綺麗でした。

何箇所もの橋をくぐるので、その度に身を屈めます。松江の堀巡りは船の屋根が下がってきますが、ここの舟は屋根がないので自分で間合いを計ります。水面からの高さが1mほどのところもあって、かなり窮屈。船頭さんは少し位置が高い船尾にいるので、大変ではないかと思います。

今回案内をしてくれた船頭さんです。いろいろと説明してくれて、さらに地元に因んだ歌を何曲も唄ってくれます。特に橋の下をくぐる時を狙って唄ってエコーを効かせるんですよね。思わぬ隠し技だなあ(笑)、楽しい遊覧でした。


■鰻せいろ蒸し
川下り途中で柳川の"鰻せいろ蒸し"の話しが出て、私達は終点の沖端にある「若松屋」で食べようと思っていると言うと、同乗していた客のお兄ちゃんが「今日(水曜日)は若松屋は休みですよ」と教えてくれました。自分は「本吉屋」で食べてきたとのこと。この人もかなりの食べ歩き人みたいですね(笑)。しかし、着いてみると若松屋は営業していました。ゴールデンウィークなので特別営業だったのでしょうね。
こちらの店は安政年間創業の老舗です。船着場に面した道路側に新館がありますが、その裏にある旧館の座敷がお薦めです。庭を眺めながら落ち着いた雰囲気はお値打ちですね。


"鰻せいろ蒸し"は柳川の名物で、タレをかけた飯の上に蒲焼きにした鰻と錦糸玉子を乗せて、蒸篭で蒸したものです。蒸すことによって鰻の旨味を飯に染み込ませるという意味もあるそうですが、なにより熱々で出てくるのが良いですね。

タレは甘いのですが決してしつこくなく、鰻と飯の旨さが渾然一体となって、、う〜んこれは凄い。私はこれまで、鰻の食べ方としては鰻丼が一番だと思っていましたが、もっと旨いものがありました。これはまさに最高の鰻料理ではないかなあ。

この店の"せいろ蒸し"は肝吸い付きで2,310円ですが、全く高くは感じません。今回の旅の中でも一番の御馳走でしたね。これは本当にお薦めです。
若松屋 福岡県柳川市大字沖端町26