E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

下関 浪漫旅

一泊二日で下関へ旅してきました。関門海峡の夕焼けが綺麗です。広島ではこういう夕焼けは見たことないなあ、、考えてみると、下関の西は海(玄界灘)なので障害物がなく、太陽光が水平線ぎりぎりまで射し込んでくるからでしょうね。

今回の旅行は私の誕生日祝いということで、家内が予約してくれて、私は直前まで行き先を知らされていませんでした。泊りは下関温泉の「風の海」です。

ここは部屋・食事・スタッフの接客など、全てにおいて良い宿でしたね。

宿の晩飯。食材が良くて調理もとても丁寧で、全て美味しかったです。内容は、前菜盛り合わせ、とら河豚刺し、つみれ鍋あごだし仕立て、甘鯛のポアレ、和牛のローストビーフ、ご飯、赤だし、香の物、ほうじ茶アイス。

下関なのでやっぱりフグは出ますね。ヒレ酒も飲んで大満足です、気持ち良く酔いました。

次の日の朝、部屋の窓から壇ノ浦~周防灘の朝焼けを眺めます。

朝食も盛りだくさんですが、美味しいので残さず食べました。

食後にヨーグルトとデザート。この宿は食事に関しては完璧ですね。

hotel-kazenoumi.co.jp


下関には何度も来たことがあるので、今回はまだ訪れたことがない場所を巡りました。まずは唐戸桟橋から遊覧船に乗って巌流島へ。1時間に1-2便あって、島までは10分ほどです。この日は平日でしたが、遊覧船に同乗した観光客は15名ほど。結構人気がありますね。

巌流島に向かう船の上から関門橋(高速道路橋)を望みます。関門海峡をこの角度から見るのは初めてですね、海峡を吹き渡る風が気持ち良かったです。

宮本武蔵vs佐々木小次郎の決闘の地として有名な巌流島ですが、埋め立てによって島の面積は往時よりかなり広くなっているそうです。島内には大きな建物はありませんが、遊歩道が整備されていて、武蔵と小次郎の決闘のモニュメントなどがあります。

武蔵と小次郎の決闘の像。ここは訪れた人が必ず記念写真を撮る観光スポットです。

巌流島には小1時間ほど滞在して帰りの船に乗りました。乗り過ごすと次は40分待ちとかになるので早めに桟橋へ戻りました。小さな島で見る所は少ないですが、一度は訪ねてみても良いかなと思います。


一日目には長府の城下町を歩きました。長府藩は毛利氏の支藩ですが、小さいながら落ち着いた街並みが残っています。散策するには最高のロケーションですね。

こちらは乃木神社、乃木希典は長府で育ったのだそうです。乃木夫妻の銅像や復元された旧宅、遺品などが展示されている宝物館を見ました。

武家屋敷の小道を通って毛利邸へ。ここは明治時代に旧長府毛利家藩主の邸宅として建てられたとのこと。建物も庭園もよく手入れされていて綺麗です。

明治天皇が宿泊された時の御座所。あの時代、天皇が来るというだけで、そのための部屋を作ったり、準備が大変だったのでしょうね。

長府には明治維新に関わる旧跡など他にもたくさんありますが、時間の関係で多くは回れず、次回への宿題になりました。


二日目には下関市新地町周辺を散策。高杉晋作の旧跡などを歩きました。白石正一郎宅跡(奇兵隊結成の地)、高杉晋作終焉の地、高杉晋作療養の地。いずれも石碑が残るのみです。


桜山神社の招魂場も参拝。石碑を見ると、吉田松陰29歳、高杉晋作27歳、久坂玄瑞24歳。維新の英傑は皆早死でした。幕末の動乱期に長州藩の優秀な人材はあらかた亡くなり、生き残った俗物が明治政府の元勲に成ったということですね。


今回の下関旅行ではホテルの食事が最高に良かったのですが、それ以外にも前から行きたかった店を訪ねて、美味しいものを頂きました。

一日目の昼飯は「おかもと鮮魚店」@下関市竹崎町へ。ここは海鮮食事処のチャンピオンのような店でした。平日なので待たずに入れましたが、お客さんはひっきりなしです。

魚屋の生簀と調理場の横を通り抜けて店内へ、独特の雰囲気がある店内です。

一押しの”海鮮丼”(1,100円)を注文しました。鯛、ハマチ、鯵、サバ、海老、カニ、イカ、タコ、コハダ、サーモン、イクラ、鱧、鯨、あん肝などネタは15種類以上のっています。どのネタも食べやすいように丁寧な仕事がしてあって美味いです。この海鮮丼はコスパ最高ですね。

おかもと鮮魚店 下関市竹崎町2丁目7-4

二日目の昼飯は「大津家」@下関市生野町へ。私にとって宿題だった”下関ブラック”です。

注文はもちろん”ブラック”(背脂こってり/中太麺)。スープは香ばしい醤油の味わいに背脂の甘味とニンニクの風味が加わってコク深い美味さ、見た目ほど塩分は高くないです。このスープには中太麺がよく合いますね。

具は二種類のチャーシュー、メンマ、ネギ。このチャーシューもボリュームがあって美味いです。私は食べませんでしたが、チャーハンが美味しそうでした。

セットメニューも充実しているし、これは人気があるはずだ。この店にはまた来たいけれど、取りあえず今回は念願の”下関ブラック”が食べられて満足でした。
大津家 下関市生野町2-30-9