広島ラーメンというと現在は陽気・すずめ系のトンコツ醤油ラーメンということになっていますが、それとは別の独立系として、宇品の来頼亭とこの上海総本店は同じくらい歴史をもつ広島の老舗ですね。
こちらを訪れるのは本当に久しぶりです。朝10:30から営業ということで、お昼前にもかかわらずお客さんがたくさん入って盛況でした。店に入ると、あめ色になった壁やテーブル、おでん鍋などに年季を感じます。
私はワンタンチャーシュウメン（850円）を注文しました。いつもながら、こちらのチャーシュウメンは迫力があります。チャーシュはぼろぼろの切れ端も入っていますが、それがこの店の特徴ですね。さらに大ぶりのワンタンが6-7個入っていて食べ応えは十分です。丼の外側にスープが付着してねばねばでちょっと困るのですが、これも味のうちでしょう（笑）。
スープのほうは今どきの人気店とは違ってボディが弱く温度もぬるめ、麺は柔らかめ、、と老舗店ならではの弱点もあるのですが、そのあたりを全て補って余りある存在感のあるラーメンです。
上海総本店 広島市中区八丁堀4-14
