E級日記

もんがーのE級的生活の記録です

四国 新居浜・西条祭り

家内の両親の郷里である伊予西条、新居浜の祭りを観てきました。義父さんが「是非一度観せたい」と、ずっと仰っていたのですが、やっと念願叶ったというところです。ちょうど義父に所用が出来て、私と家内と義母の3人で行くことになりました。
愛媛県西条市周辺には義父方、義母方の親戚がたくさんあるのです。朝8:00に家を出発して、しまなみ海道を通ってお昼には伯母のお宅に到着しました。こちらで昼飯を頂いた後、伯母も一緒に新居浜市の市民グラウンドに向かいます。今日は午後2時から「新居浜太鼓祭り」のハイライト"かきくらべ"があるとのこと、まずはそちらを見物です。会場の周辺は大混雑で車を置けるような場所はなかったのですが、私達は少し離れたスーパーの駐車場で偶々1台分空いたので、そこに停めることが出来ました。"かきくらべ"会場の市民グラウンドは山の斜面に沿った観客席の上まで見物人で一杯です。
新居浜太鼓まつり http://taikodai.jp/~zen/taiko/tkindex/otoko.htm

新居浜祭りに登場する御輿は"太鼓(台)"と呼ばれます。実際にこの御輿の中には太鼓が入っていて、外からは見えませんが、中で2人の打ち手が太鼓を叩いています。太鼓の外側は金糸、銀糸、真珠などを使った煌びやかな装飾で覆われていて、この太鼓台は1台7000万円もするのだとか。参加する太鼓台は19台、豪華絢爛たるものですね。重さは2.5tもあるそうで、担ぎ手は1台当り150人ほどでしょうか。この地方では太鼓(だんじり)を担ぐことを、"かく"と言います。このイベントも太鼓の担ぎ比べという意味で"かきくらべ"ということです。

各地区の太鼓は観客の前で太鼓台を高く差し上げる"かき上げ"や、何台か揃って同時に持ち上げる"寄せ上げ"といった技を競います。豪華で勇壮な男の祭りという感じで、中々見応えがありました。何しろ太鼓台を作るのに各地区で7000万円もの寄付が集まるわけですから凄いです。地元の人達がこの祭りに如何に熱狂的か分かりますね。


新居浜祭りの"かきくらべ"を観た後は西条に戻りました。
西条市内を巡行していた"だんじり"が16:00頃から加茂川の土手に集まり始めて、いよいよ西条祭りのクライマックスである"宮入"が始まります。総数77台の"だんじり"が土手に並んだ様子は壮観ですね。西条祭りというのは一つではなくて、市内にある4つの神社の祭りを総称したものです。一番大きいのが伊曽乃神社の祭りで、曜日に関係なく毎年10月15-16日に開催されます。この期間は西条市内のお店はほぼ休業、学校も休みになって市民総出で祭りに参加します。郷里を離れている人も、盆・正月には帰らなくても祭りの時には帰って来るとのこと。"千の風になって"で有名なオペラ歌手の秋川雅史さんもここ西条の出身で、毎年祭りの時には必ず家族で帰省して"だんじり"をかく(担ぐ)そうです。今年も帰っておられたとのことでした。
西条まつり http://www.saijomatsuri.jp/


15日に神輿4台とだんじり77台が伊曽乃神社に揃って"宮出"をしてから、町中を回ります。神社の神霊を移した神輿を地元の人は"神さん"と呼んでいましたが、その"神さん"が神社に戻ったら祭りは終りです。16日の夕方に行われる"宮入"は、神社に帰るため加茂川を渡ろうとする"神さん"と、それを押し留めようとするだんじりの攻防がハイライトです。18:00近くなって辺りは薄暗くなってきました。だんじりの提燈には蝋燭が灯って、幻想的な雰囲気になりつつあります。いよいよ宮入が近づいてきたので、だんじりのかき手は一升瓶を回し飲みして最後の気合を入れている様子。私と家内は川岸のだんじりの傍でその光景を眺めていたのですが、、

何の前触れもなくいきなり人垣が割れて、そこから1台の神輿が飛び出してきました。私のすぐ脇を通って川の中に入って行きます。突然周囲の空気が一変しました。川岸にいただんじりが神輿を追いかけて次々に川に入って行きます、、突進して来るだんじりを避けながら、私は何処に逃げたらいいの?!という状態でした。しばらく川の中で攻防があった後、神輿が向う岸に着いたところで祭りは終りです。いや〜この祭りは燃えますね。

祭りの間は各家でご馳走を用意して、訪問者に振舞う習慣は相変わらずだそうです。私達も伯母さんの家でご馳走になりました。巻き寿司、味噌汁、漬物など美味しかったですね。伯母さんからは毎年手作りの味噌を頂いていたのですが、体力的にきつくなったので味噌作りは今年で最後だとのこと、、とても残念ですけれどね。伯母さんから頂いた味噌で作る貝汁は最高でした、これまでありがとうございました。

西条市内には「うちぬき」と呼ばれる地下水の自噴井戸がたくさんあります。これは名水百選にも選ばれていて、飲んでもとても美味しい水です。町を流れる用水路も透き通った水が滔々と流れていて綺麗ですね。本当に水に恵まれた土地柄で羨ましいです。
西条市内のホテルで一泊して、次の日は石鎚山に登りました。ロープウェイに乗って、そこから20分ほど歩いて石鎚神社の中宮である成就社まで行きました。地上は良い天気だったのですが、山上はガスっていて視界がなかったのが残念です。次は準備を整えて、山頂まで登ってみたいですね。