E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

出雲古代史ロード

今日はこの3連休で唯一の休み。思い切って、懸案だった出雲の史跡巡りに出掛けました。行ったのは神庭荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡、いずれも日本の考古学に一大衝撃を与えた遺跡です。
荒神谷遺跡は銅剣が358本まとまって出土したことで有名です。それまでの日本全体の銅剣の出土数を上回る数が一箇所から出たので、発見当時は大変な騒ぎでしたね。銅矛16本(北九州の祭器)と銅鐸6個(近畿の祭器)が同じ場所から出土したのも意味深長です。加茂岩倉遺跡は銅鐸が39個まとめて出土しました。これは一箇所で見つかった銅鐸の数の新記録です。近畿の祭器だと思われていた銅鐸が出雲から大量に出土ということで、こちらも話題になりましたね。どちらの遺跡も山の中の狭い谷の斜面、、よくぞ見つかったものだと改めて感心します。出雲にはまだ他にも何か埋まっていそうですね。古代史における出雲の位置づけは、神話の解釈や邪馬台国論争ともからんで、中々興味深いです。
 
せっかくここまで来たのだから、、ということで出雲大社にも寄ってみました。明日は出雲市で全国大学駅伝が開催されるとのことで、かなりの人出でした。ここまで来たらお昼はやはり割子そばでしょう。出雲市内で見つけた「献上そば羽根屋」という店です。店構えにピンときて入ったのですが、これが大当り。本物の手打ちでとても美味しかったです。日帰りの出雲行きでしたが、良い気分転換になりました。