E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

東京街歩き 上野、銀座

東京旅行三日目、今日が最終日です。ホテルをチェックアウトした後、改めて荷物を預けて、地下鉄で上野へ向かいました。
早朝の上野公園を散策、上野の西郷さんにお会いするのは久しぶりですね。

不忍池の周辺を散歩します。池の蓮は枯れて初冬の風景、早朝なので風も冷たいです。

朝食はこちら「うさぎやCAFE」、大正2年創業のどら焼きの「うさぎや」が経営する店です。朝8時45分頃に店に着くと、既に行列が出来ていました。開店は9時ですが、皆のお目当ては、9時~9時10分の間に来店した客にだけ提供される"うさパンケーキ"です。

9時になると順番に席に案内されます。この第一クールのお客さんだけに、"うさパンケーキ"が提供されるようです。客が席に着くと、店員さんが店の外に出て行って、しばらくすると何やら抱えて帰ってきました。実は近くにある「うさぎや」@本店から、焼きたてのどら焼きの皮を運んできたのです。お待ちかねの"うさパンケーキ"は、焼きたてのどら焼きの皮に発酵バターとアンコが添えてあります。

バターと餡子を挟んで頬張ると、う~ん、ふっくら、しっとり。焼きたての皮は美味いわぁ。

お客さんはやはり若い女性が多いですが、男性や外人さんもいます。私は甘い物にはそれほど執着はないのですが、これは良いわ。人気になるはずです。

usagiya-cafe.com


その後は「上野の森美術館」へ向かい、開催中のゴッホ展を鑑賞します。今回の旅行はこの展覧会を観ることも目的の一つでした。

ゴッホの作品では「ひまわり」はなくて、目玉になるのはサン・レミの精神療養院に入院していた時に描いた「糸杉」ですかね。ゴッホについてはこれまでもいろんな展覧会で作品を見てきましたが、人生の前半と後半で大きく作風が変わりますよね。本展覧会ではゴッホが影響を受けたハーグ派や印象派の画家の作品も多く展示されていました。

中々良かったですね。東京にはこのような美術館がたくさんあるので羨ましいです。
www.ueno-mori.org


さて、昼飯を食べるために上野から銀座に移動します。
PM12時半過ぎ、歌舞伎座に程近い東銀座の一角に行列を発見しました。高級鮨店のような佇まいの外観ですが、ここが目指す「銀座八五」です。並んでいる間に店員の指示で予め店内の券売機で食券を買って渡して、30分程の外待ちで入店出来ました。

「銀座 八五」という屋号は、店舗の広さが8.5坪であることに由来するとのこと。店に入るとカウンター席のみで6席、席ごとに紙製のランチョンマットと箸、レンゲがセットされていて、席に着くとおしぼりが手渡されます。全くラーメン店らしからぬサービスですね。

店主の松村靖さんはフレンチの名匠と言われた人です。スープの素材はフランス産のバルバリー鴨と名古屋コーチン、イタヤガイ、ドライトマト、昆布、干し椎茸、ローストした茸など。タレは使わず、スープを直に味わう稀有な作り方。塩気は素材のプロシュートとゲランドの天然海塩で付けているそうです。麺は「浅草開化楼」の特注麺でデュラムファリーナ粉を配合、これはスープを汚さないように「伸びない・膨らまない・溶け出さない」という3点に留意して開発されたものだそうです。具はチャーシュー、メンマ、煮玉子、九条ネギ。どれも薄い味付けにしてあって、あくまでスープで勝負ということですね。

フレンチの名匠が作るラーメン。透き通った綺麗なスープ、なんと澄み切った味。久々にスープを完飲、美味しゅうございました。食べ終わると水出しほうじ茶が供されます。う~ん、全てにおいて行き届いたサービスは従来のラーメン店の常識を超えてますね。

銀座 八五 東京都中央区銀座3丁目14−2


この後は、銀座三越で東京土産を購入し、ホテルに帰って荷物を受け取って東京駅に向かいました。こお3日間で何回地下鉄に乗ったかな。Suicaは便利、作って良かった。東京は来る度に刺激を受けますね。これからも定期的に訪れたいです。

東京街歩き 浅草、神楽坂

東京旅行二日目、ホテルのある飯田橋から地下鉄を乗り継いで浅草方面へ向かいます。月曜の通勤時間帯なので地下鉄は満員、久々に東京の通勤ラッシュを体験しましたね。

朝食はこちら、浅草の老舗パン屋「ペリカン」のカフェです。人気店なので行列は必至ということで、開店の9:00に合わせて到着しました。

炭火焼のトーストは香ばしいですね。地元「浅草ハム」のハムを使用した"ハムカツサンド"は厚切りでボリュームたっぷり。自家製ソースが浸み込んだハムカツのコロモはサクサクでこれは美味い。コーヒーも美味しくて満足です。

pelicancafe.jp

その後は浅草の街を散策、相変わらず外国人で溢れています。

雷門の前にある浅草文化観光センターの最上階の展望所、墨田川越しにスカイツリーが真近に見えるし、浅草の街が一望できます。ここは意外な穴場ですね。

仲見世は大変な人混み、いつ来ても浅草は観光客が多いです。

浅草から歩いて、かっぱ橋道具街へやって来ました。

ここは調理器具や食器などを商う大小の道具屋が軒を並べています。

店を眺めながら歩くだけでも楽しいですね。今回は小さな蒸籠を一つ購入しました。

www.kappabashi.or.jp

かっぱ橋道具街通りの外れにある台東区中央図書館の中に「池波正太郎記念文庫」があります。池波正太郎は上野・浅草が故郷ということで、ここには復元された往時の書斎や自筆原稿・絵画等が展示してあります。

私は池波正太郎の小説やエッセイのファンなので、ここの展示は興味がありました。思ったより小さな展示室でしたが、内容的には充実していました。入場無料、ここは来て良かった。
www.taitocity.net

更に千束方面へ歩いて「タカラヤ」にやって来ました。この店の"オレンジチョコレート"は完全予約制、家内が事前に電話予約したのですが、予約も中々取り難い感じでした。

東京土産として買って帰った"オレンジチョコレート"、オレンジピールをチョコレートでコーティングしココアパウダーがまぶしてあります。オレンジピールは苦みがなく、太いのに柔らかな食感でチョコレートとの一体感も絶妙。コーヒーのお茶請けに最高でした。

www.cakehouse-takaraya.com

浅草方面に戻って、昼飯はどじょう料理の老舗「どぜう飯田屋」です。

入れ込み席の賑やかな雰囲気も味のうちですね。早速"どぜう鍋"を注文しました。

大量のネギをのせて鍋を煮立たせます。ちなみに、ネギはお替り自由です。

"どぜう鍋"と"柳川鍋"で昼ビール、くぅ~滲みるわ~、堪りません。

dozeu-iidaya.com


浅草を離れ地下鉄を乗り継いで、カトリック東京カテドラル「関口教会」へ。

丹下健三設計のこの「聖マリア大聖堂」は、上から見ると十字架の形をしているそうです。堂内は広大で無駄な飾りを削ぎ落した造り、近代的かつ荘厳な建築ですね。

実はこの日は訪日したローマ教皇のミサが東京ドームで行われます。東京ドームの入場券は抽選で当たらなかったのですが、その代わりにこちらの教会で教皇ミサのパブリックビューイングを見ました。周りの人たちは真剣に見入っている感じ、よい経験でした。

cathedral-sekiguchi.jp


この日の晩飯は、神楽坂にある「中国名菜酒家 つる見」。今回の旅のハイライトでした。
カウンター席に座ってご主人と対面して、いろいろお話を聞きながら、次々と出てくる料理はどれも素晴らしいです。中華の食材や技法も使いながら、実際はご主人オリジナルの創作料理と言えるかもしれません。私程度の食経験の人間がこの店について語るのは僭越なので、食べたものの写真のみ。是非一度訪れてみて下さい。
前菜盛り合わせ

紹興酒三十年もの

アワビの煮込み

白身魚の風味揚げ煮込み

黒酢酢豚

椎茸スープ麺

杏仁豆腐

tsurumi.base.ec