E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

今宵もニュースを見ながら

今宵もニュースを見ながら晩酌です。アルジェリアの人質テロ事件ですが、、
社会制度や文化・価値観が異なる国で仕事をすることの困難さを改めて知らされましたね。アルジェリア軍の強硬策を批判する意見もあるでしょうが(私もそう思いますが)、世界では日本流の人命第一主義が必ずしも通用しないことは肝に銘じておくべきでしょう。ところで、現代の世界において「テロリスト=イスラム教徒」という図式が定着しつつあるように感じます。彼らの行動が全て宗教的な価値観に基づいている訳ではないと思いますが、イスラム教の教義のどこかに過激性が潜んでいるとしたら、多分それはイスラムの死生観にあるのではないでしょうか。
イスラムの教えでは唯一神アッラーは最後の審判の裁定者です。最後の審判がいつ開かれるかは人間には知らされていませんが、審判が始まる時には過去の全ての死者が甦ってアッラーによって裁きを受けます(だからイスラム教徒は土葬にし、火葬を極端に嫌います)。この時アッラーの教えを守り正しく生きた者は永遠の天国に召され、不信心者や悪事をなした者は地獄に送られます。それとは別に、教えを守るために闘って死んだ者(殉教者)は最後の審判を待つことなく直ちに天国に招かれると言われています(これはまあ特別待遇といったところ)。そんなことを本当に信じているのか?と聞かれても、私には分かりません。しかし、イスラム原理主義といわれる人達は多分信じているのでしょう。だから彼らは「これはジハード(聖戦)だ」と言われれば、自ら望んで自爆テロを行うのでしょう。イスラム教国の人に日本人は無宗教だと言うと、「神の裁きを信じていない人間がなぜ道徳が守れるのか?」と逆に不思議がられるらしいですよ。日本人は宗教に関しては鈍感ですが、世界中の多くの人達が宗教的価値観に基づいて生きているということは知っておかないといけませんね。閑話休題、、
今宵の晩飯は、しめ鯖、腹子の煮物、若イカの煮付などです。この肴であれば、やはり日本酒が良いですね。

腹子、山芋、スナップエンドウの炊き合わせです。私は魚の子が大好きなので嬉しいです。

若イカはケンを抜いてから、腸もそのまま酒、砂糖、醤油でさっと煮ます。イカの腸の旨味が堪りません。