E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

近江八幡の旅

旅行最終日、湖北を離れて帰途に就きます。途中、近江八幡へ立ち寄りました。

まずは安土城跡に向かいます。ここには何度も来ているのですが、、えっ?いつの間にか料金所が出来てる!入山料は700円だと。安土山は国指定の特別史跡ですが、敷地は摠見寺という寺が所有権を持っているらしいです。なんとも腹立たしいですね。

安土城の特徴のひとつ、一直線に伸びた大手道です。私が最初に安土城を訪れた時には、この大手道はまだ復元されていませんでした。安土城跡は1989年(平成元年)から20年計画で発掘調査が続けられており、この大手道は1990年代に発掘・復元されたのではなかったかな。

主郭への入口にあたる黒金門跡の石垣。場内には石垣の遺構が結構残っていますが、ほとんどは昭和以降の復元工事で積み直されたもののようです。

安土山の最高所にある天主台跡、ここに豪壮な外観五層七重の天主閣が聳えていたんですね。往時の様子は想像するしかないですが、ここに来るといつも何か「気」のようなものを感じます。私にとってはパワースポットですね。

天主台から琵琶湖とその向こうの比良山系を望みます。かっては安土山の下まで琵琶湖が入り込んでいたようですが、いまは広い田圃が広がっていて、美しい風景です。

安土城跡を離れて、近江八幡市内へ移動しました。八幡山はかって豊臣秀次の八幡山城があった所、ロープウェイで山頂まで登ります。

近江八幡は豊臣政権下でこの地に封じられた秀次によって開かれました。安土の町人を移したということで、この地の楽市楽座は後の近江商人の基になったと言われていますね。八幡山からは東近江の豊かな田園地域が見渡せます。

八幡山の麓にある日牟禮八幡宮です。古くから近江商人の信仰を集め「左義長まつり」が有名。観光客も多く訪れていましたが、中々趣のある神社ですね。

豊臣秀次が八幡山城を築いた時に造られた八幡堀です。城の堀としての役割のほか、琵琶湖へ繋がる水路として利用されたとのこと。廃城後も商人による町の発展に大きな役割を果たしたそうです。現在は堀巡りの遊覧船もあって、近江八幡観光の目玉になってますね。

■ラ・コリーナ近江八幡
さて、近江八幡に立ち寄った真の目的はこちら「ラ・コリーナ近江八幡」です。ここにも是非行きたいという、家内からの強いリクエストがありまして。

まずは広大な敷地と奇抜な建物に驚かされます。建築家の藤森照信氏による設計とのことですが、屋根一面を芝に覆われたメインショップの建物など本当にユニークです。こちらの施設は自然との共生をテーマにされているようですね。

ここは近江八幡が発祥の和菓子の老舗「たねや」が運営している新しい形のスイーツファクトリーです。平日にも関わらず結構な人出で混雑していました。一番人気は"焼きたてバームクーヘン"で、これを買うのに行列して30分ほどかかりました。ただし、賞味期限が一日ということで、お土産にするには中々し難いところです。

ショップの館内は吹き抜けで開放的な空間、本当に凝った造りです。そして、2階のカフェでは"焼きたてバームクーヘン"が食べられます。

コーヒーと一緒に、"焼きたてバームクーヘン"、"焼きたてどら焼き(モンブラン入り)"を頂きます。これが、、美味い!!私自身はバームクーヘンが特に好きという訳ではないのですが、焼きたては別物ですわ。ほんのり温かくてしっとりフワッとしていて、口の中で蕩けてしまいますね。いや~驚きました。

ここはいま女性に大人気の観光スポットなのだとか。確かに、こういうお菓子だったらわざわざ遠くからやって来てでも食べる価値がありますね。

ラ・コリーナ近江八幡 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 
taneya.jp


一昨日、昨日と美味しいものをたくさん食べ、この日の朝は「徳山鮓」で朝食をしっかりと頂いたので、中々お腹が空きません。昼飯は「つるやパン」で買った"サンドウィッチ"を車の中で食べました。

サンドウィッチというのは丸型食パンの間に魚肉ハムとマヨネーズを挟んだだけの物。しかし、これが「つるやパン」の人気No.1だそうです。チープな味なのですが、なんか懐かしさもあって、これも意外といけますね。


2泊3日の今回の旅は充実していました。こちら方面には、また来たいですね。