備前日生 カキオコ

岡山県備前市日生(ひなせ)、瀬戸内海に面した穏やかな海辺の町です。

この静かな町に時ならぬ大勢の観光客が、、なぜ?キーワードは"カキオコ"です。日生の町には其処彼処に"カキオコ"の幟が立っています。"カキオコ"とはカキ入りのお好み焼きのことですが、B級グルメとして最近頓に有名になってきましたね。カキオコが供されるのは10月下旬から3月くらいまでで、夏場は剥きエビを使った"エビオコ"になるそうです。このカキオコ、私は2年ほど前からずっと訪れてみたいと思っていたのですが、今回初めて念願が叶いました。
私達が訪れたのはカキオコの老舗店「安良田」です。11:00前に到着したのですが、既に客の待ち行列が出来ていました。店の前には目印のカキオコ人形(案山子?)、これはちょっとシュールな感じですね。店内は鉄板の回りに7席とテーブル席が8席くらい、店主は元気のよいおばちゃんです。この人、カキオコを焼きながらも喋りっぱなしで、店を出る頃には日生のカキオコ事情がほぼ分かるという按配です(笑)。こういう楽しい雰囲気もカキオコの魅力のひとつなのでしょう。

さてカキオコの作り方ですが、まず生地を鉄板上に広げ千切りキャベツとネギをのせます。このあたり広島風と同じですが、生地は関西風に厚めでぼってりしています。その横で牡蠣を焼き、焼いた牡蠣を上にのせてから再び生地をかけて、裏返して両面を焼きます。カキの数はカキオコ1枚(900円)にきっちり15個、さらに"かきようけー"(1,100円)にするとその倍くらい入ります。予想以上の数が入るので驚きました。最後にサービスの玉子を焼き付けて出来上がり、ソースを塗るとその上に魚粉、青ネギ、紅しょうが、青のりをのせてくれます。


「ソースは甘いです」とご主人は言われるのですが、広島風のお好みソースに慣れた私にはそれほど甘くは感じず、さらっとしていてお好みソースとウスターソースの中間のように感じました。後で調べると、このソースは岡山市にある藤井ソース工場製の「タイメイソース」という銘柄のようです。ソースだけだと若干物足りなかったので、普段は使わないマヨネーズと一味を使ってみました。これでちょうど良い味になりました。

いや〜、カキオコ美味しいですね。思った以上にボリュームもあって、1枚食べると満腹になりました。この店には"おっぱい焼き"というメニューもあって、これはカキと長ネギを焼いて醤油で味付けしたものです。カキは海のミルクと言われるので"おっぱい"なのだそうです。これでビールを飲んだら最高でしょうね。今度家でやってみましょう。


安良田を出てから他店の様子も見ておこうと思い町を歩くと、「浜屋」や「まるみ」などカキオコの有名店はどこも20-30人の長蛇の列です。10月に行った津山の"ホルモンうどん"もそうでしたが、最近のB級グルメブームはホントに凄いですね。もう一軒くらい入ろうかと思っていたのですがこの行列では無理かな。腹具合も結構満腹状態だったので、今回はカキオコは1枚で終了としました。
日生カキオコHP http://www.geocities.jp/kakiokonomi/kakiokonomi_1.html


さてその後は、五味の市という海鮮市場があるようなのでそちらを見に行きました。こちらも駐車場待ちの車が長蛇の列です。ナンバーを見ると近畿圏からの観光客が多いようですね。



市場内に入ると、お昼過ぎということで既に魚のほうは大分少なくなっています。売っているものはやはりカキがメインで、その他にアナゴなど地元で獲れた魚です。こういう市場は見て回るだけでも楽しいですね。私は揚げたてのイイダコのてんぷらを買って頬張りましたが、これも旨かったです。
日生五味の市 http://www.hinase.net/02kankou.html

いや〜日生カキオコの旅、良かったです。ここにはこの冬のうちにもう一度再訪したいですね。