E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

尾道散策 潮ラーメン

今日から三連休、広島市内は午前中に雷雨が降りましたが、天気予報ですぐに上がることが分かっていたので、ちょっと遠出をすることにしました。東方向に向かうので雨雲を追いかけていくような感じ、しかし三原を過ぎる頃には雨は上がりました。
気候もだいぶ良くなってきたので、古寺巡りの道を歩いてみました。尾道は戦時中に空襲を受けていないので、古い寺がたくさん残っています。細い路地裏や木造の町並みも、古きよき時代の日本を見るようで懐かしさを覚えますよね。

車も入らない細い路地坂を歩き回るのは、尾道観光の楽しみのひとつです。

千光寺まで歩いて登りました。休日なので人は多いですが、ここからの眺めは最高ですね。


■おのみち潮ラーメン
さて、本日の目的はこちらの店です。最近ラーメンファンの間では、かなり話題になっていますからね。尾道で鮮魚系ラーメンというと、かっての「有木屋」が思い起こされますが、どうなのでしょう?、、期待が膨らみます。

店の外に券売機があって、「瀬戸内をじっくり炊き上げた潮風薫るでんやすの一杯」というキャッチコピーが目を惹きます。現在のレギュラーメニューは、澄んだ鮮魚だしスープの"澄まし潮ラーメン"と、鯛のアラを白濁するまで炊き上げた"搾り潮ラーメン"の2種類。両方を味わってみたいので、二つの食券を選んで家内とシェアします。

"澄まし潮ラーメン"(680円)です。鯛と瀬戸内の鮮魚からとった黄金色のスープ、その上に香味油です。具はチャーシュー、揚げた鯛の皮、10cm以上ある長い穂先メンマ、白髪ねぎ、カイワレ、へぎ柚子など、かなり凝った作りですね。

麺は太くてちじれて表面がざらっとしていて、こういう麺は私は好きです。いや~美味いですが、ちょっと凝り過ぎの感もあるなあ。鯛の出汁が美味いのだから、香味油は控えめにして、具はもっとシンプルでいいように思いますね。

"搾り潮ラーメン"(710円)です。こちらは鯛のアラを白濁するまで炊き上げたとのことで濁ったスープです。具は薄切りの燻蒸チャーシュー、これはスープに合っています。鯛のほぐし身も入っていて、さらに濃厚な鯛の旨味をスープに加えてますね。

麺は低加水の細麺ですが、私は"澄まし"に使われている太いちじれ麺の方がこのスープには合うと思いました。比べてみると"搾り"の方がインパクトがあって、店の看板ラーメンになると思いますが、スープが魚の煮汁っぽい風味で、私はちょっと抵抗あり。"澄まし"と"搾り"の中間くらいのスープだったら最高ではないかな。

この店のお薦めは、ラーメンを食べた後の残ったスープを"茶漬け"、"リゾット"にすること。「有木屋」でも"茶漬けセット"がありましたが、このスープであれば美味いでしょうね。

尾道ラーメンというと「瀬戸内の魚介類を使った」といったコピーをよく見ますが、実際には元祖の「朱華園」は魚介系の食材を使っていないし、なんか中途半端な感じになってますね。本当に瀬戸内の魚介類を使った、、というのであれば、こういう鮮魚系のラーメンこそ新しい尾道ラーメンに相応しいと思います。この店はそういう新しい尾道ラーメンとなる可能性があるし、大いに応援していきたいですね。
オノミチ潮ラーメン でんやす 尾道市土堂2-4-30


ラーメンを食べた後は、尾道の街をブラブラ歩きました。一時期はシャッター通りと化していた商店街ですが、その中に新しい店がぽつぽつと出来始めています。これはよい傾向ですね。最近は尾道の空き家に移住してくる若者が増えているとか。尾道がどのように生まれ変わっていくのか、、これからが楽しみです。
www.nikkeibp.co.jp

海辺に出て一服。尾道水道の風景はいつ見ても落ち着くし、絵になります。

歩き回って疲れたので、「からさわ」で休憩。いい歳して若い人に交じってアイスクリームを食べるのは、ちょっと気恥ずかしいのですけどね。

たまごあいす(240円)と、クリームぜんざい(340円)です。懐かしい昭和のアイスクリームといった感じ。美味いですよ。

かわさわ 尾道市土堂1-15-19
尾道プレミアムアイスクリームからさわトップページ

お土産も買って帰ります。「パン屋航路」は広島市内にも出店しましたが、こちらが本店。店名は尾道に縁のある志賀直哉の「暗夜行路」から取っていることは明らかですよね。

ここのパンは家内も私も大好きなので、明日の朝食用にしっかり買い込みました。

パン屋航路 尾道市土堂1-3-31

長江口の商店街の切れめ付近にある、一口豚まんの店「長江」です。ここの豚まんは1個80円、ずっと前からこの値段は変わりませんね。

醤油と塩がありますが、私は"塩豚まん"が好きなのでそれを頼みます。蒸かし立て熱々をその場で齧り付くと、相変わらず美味い。残りはお土産にして、家に帰って蒸し直して食べましたが、これはビールのあてに最高です。

長江 尾道市十四日元町1-22