E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

煮干しと豚

12月末に段原中央に開店した新店です。ずっと気になっていたのですが、やっと来れました。こちらの店は「もんごい亭」のネクストブランドということで、開店前から話題になっていましたね。
店名が「煮干しと豚」というのも直截的でインパクトがあります。煮干しの風味が売りというと、鶏ガラ醤油味のラーメンが多いと思いますし、トンコツスープで煮干しを強調したラーメンというのは、これまで有りそうで無かったのではないかな。店は段原中央の交差点のすぐ傍にあって、カウンター席だけの細長い店舗です。店内に入ると、なんとご主人の朝崎さんご自身が厨房におられました、、これは力が入ってますね。

ラーメンは"にぼぶた"と"にぼぶた塩"の2種類。"にぼぶた"は「ピリ辛で野菜たっぷり まろやか豚骨」、"にぼぶた塩"は「煮干したっぷりクリーミーな塩とんこつ」という説明があります。また、麺は前者が平打ち、後者は中太ストレートという違いがあるようです。煮干しが効いているのは"にぼぶた塩"のようなので、まずはそれにしてみました。
"にぼぶた塩玉子"(860円)です。ちょっと黄色がかったスープ、具はもんごい特製の低温調理チャーシューと鶏チャーシュー、キクラゲ、青菜、それにアオサノリで、その上に粗挽き黒コショウです。

丼に顔を近づけると、ぷ〜んと煮干しの香りがします。スープの表面に浮かぶ油は煮干しのダシ由来なのか?特製の煮干し油なのか?その点は不明でした。スープはまろやかで角のない味わいという感じ。店名から受けるインパクトに比べるとちょっと拍子抜けという感もありますが、とても美味しいラーメンです。個人的にはアオサノリが意外に良いなあと思いました。

魚介系スープが売りの「もんごい」、最近は期間限定ラーメンでいろいろな試みをされていますが、白濁トンコツスープをベースにしたラーメン店を開くというのは、新しい挑戦ですね。
ラーメンの他に、ご飯は100円でお代わり自由、梅干し、漬物など取り放題ということで、食事満足度を上げて、若い人向けの店を考えておられるのかもしれません。ラーメン自体もさらにブラッシュアップされそうな感じだし、これからも「もんごいグループ」からは目が離せませんね。
煮干しと豚 広島市南区段原2-14-8