E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

志摩観光ホテル ラ・メール

「美味しんぼ」で読んで以来、いつかは必ず!、、と思い続けていたホテルに、今回初めて訪れることができました。この「志摩観光ホテル」は昭和26年開業の歴史あるホテルです。山崎豊子著の「華麗なる一族」の舞台となったことでも知られていますね。7年前に近くに新館のベイスウィーツが開業し、この本館はクラシックという名称になったのですが、実はこの日を最後に改修工事のために半年間の休業に入るとのこと。私達は図らずもその最終営業日に宿泊したことになります。

さすがに伝統あるホテル、部屋も快適です。窓からは英虞湾を見下ろすことができて、ゆったり寛げました。


このホテルは宿泊もさることながら、料理を目当てに訪れる人も多いと思います。メインダイニングの「ラ・メール」は、私にとっては憧れのレストランでした。ここが今回の旅のハイライトですね。英虞湾を眺めながら、さあ!ディナーの始まりです。

このレストランは地元の素材を活かしたシーフードが売りです。私はここの"鮑のステーキ"を食べることが夢だったので、もちろんそれが組み込まれた"海の幸コース"を注文しました。ワインはこちらの予算を言って、赤のすっきりしたものをお願いしたところ、お薦めのワインを通常料金より安く提案して頂いたので、迷わずそれにしました。私はシーフードにも白より赤のほうが合うと思っているのです。

最初は"鮑のムース"です。

続いて"海の幸のオードブルの盛り合わせ"。どれも手抜きなく、美味しいですね。

これも名物の"伊勢海老のクリームスープ"、海老の濃厚な旨味が凝縮している感じです。

伊勢海老のアメリカンソース。こんな贅沢して、罰が当たらんかなあ?、と思いますねえ。

身はぷりぷりで、ソースには海老ミソの旨味がたっぷりです。

いよいよメインの"黒鮑のステーキ・ブールノワゼットソース"です。これこれ!これですよ。これが食べたくてここまで来たんですよね、、

ナイフを入れると、鮑が柔らかいです。一口食むと、、柔らかいけれど適度な歯応えがあって、何とも絶妙な食感。鮑の旨味が口一杯に広がって、思わず笑いが込み上げます。鮑には焦がしバターの風味がよく合いますね。う〜ん美味い。想像以上の美味さ、、もう夢見心地ですわ。

デザートを頂いて、全てが終了。いや〜美味しかった。

私にとっては長年の夢だったし、心底満足しました。今宵のディナーは、いつまでも私の記憶に残ることでしょう。こういう贅沢もたまには良いものですよね。


志摩観光ホテル・クラシック 三重県志摩市阿児町新明731