E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

真夏の湯田温泉の旅

5月中頃に体調を崩し、6月~7月は通院が続き、入院も2回しました。歳をとると身体に色々と故障が出てくるのは致し方ないところなのでしょう。今年は暑さが一段と厳しくて疲れも溜まっています。気分転換の保養として温泉でのんびりしようという家内の心遣いもあって、山口県の湯田温泉に行って来ました。

山口市内には名所旧跡が色々とありますが、とにかく暑いので、今回は観光は抜きで温泉宿での静養がメインです。朝ゆっくりめに広島市を発って昼頃に山口市に着きました。宿のチェックインまで、湯田温泉街の中にある「中原中也記念館」を見学しました。炎天下は40℃を越えるような暑さですが、館内はエアコンが効いていて快適です。

中原中也の実家が山口市湯田温泉にあったとは知りませんでしたね。展示資料を見て、中也が辿った人生を初めて知ることができました。ここは良い施設だと思います。

chuyakan.jp

昼飯は「中原中也記念館」の近くにあるこちらの店へ。ちょうど道を挟んで向かい側には防府にある煮干しラーメンの店「まるにぼ」の湯田温泉店があります(日曜で休みでした)。

この店は和食の料理人が作るラーメンということです。出汁はイリコと鰹節でとって、かえしは味醂ではなく蜂蜜が使われているとのこと。”和のだしラーメン(宝)”を頂きました。透き通った出汁スープに細麺、具は豚チャーシューと鶏チャーシュー、2種類のつくね(鶏、海老)、アオサ、白ネギ、柚子、その上に霰が散らしてあります。いろんな意味で和風のラーメンという感じ、美味しかったです。

和のだしごとう 山口市湯田温泉1丁目9-5


湯田温泉は県庁所在地の市街地に隣接するという稀有な温泉です。実は私自身は湯田温泉に宿泊するのは小学校の修学旅行以来なのですよね。その時にどこの旅館に泊まったかはもう覚えていませんが、生まれて初めての団体旅行で楽しかった思い出は残っています。

今回泊ったのは湯田温泉の中でも人気の高い「古稀庵」です。敷地内に一歩入ると樹木に囲まれて周囲とは別世界のような静かな空間で、全てがゆったりしています。

部屋もゆったりした大きさで、アメニティを含めてよく行き届いていて快適です。

ベランダの脇にはかけ流しの半露天風呂が付いてます。いつでも好きな時に湯に浸かれるのは嬉しいですね。泊っている間に3回(宿に着いた時、寝る前、朝起きて)入りました。もちろん大浴場もあるのでそちらにも入りましたが、ほぼ一人で独占状態で気持ちよかったです。

露天風呂の他に大きな洗面台とシャワー室も付いており、至れり尽くせりという感じですね。

さて、お待ちかねの夕食は館内のレストランで頂きました。
先付(養老豆腐、ずわい蟹、じゅんさい)、前菜(合鴨ロース煮、焼き万願寺、鱧の煮凝り、トビウオのたたき、佐土原ナス素麺、翡翠冬瓜、牛しぐれ煮)、お造り(車海老、鮪、鯛、ヒラマサ)、凌ぎ(鮎焼き寿司)、煮物(鹿野高原豚柔らか煮)、温の物(トウモロコシの豆乳蒸し)、酢の物(トマトのサラダ)、主菜(黒毛和牛の湯田ロースト)、食事(白ご飯、赤だし、漬物)、デザート(フルーツのマチェドニアとマンゴーのグラニテ)。全て美味しかったです。

夕食の後、暑さも少し和らいだので、宿を抜け出して温泉街を散策しました。

日曜の夜なので、出歩いている人は多くはありませんでした。

湯田温泉の由来は室町時代の白狐伝説です。湯田の権現山の麓の寺の境内に小さな池があって、一匹の白狐が傷ついた足を浸けにきていました。 その様子を見ていた寺の和尚が池の水をすくってみると暖かかったそうです。そこが湯田温泉の源泉になったとのこと。いまは白狐は湯田温泉のマスコットになっています。

yudaonsen.com

美味しいものを食べて、湯に浸かって、ゆっくり寝て目覚めました。今日も暑そうです。

朝飯も色々と美味しいものを頂きました。間然するところなしです。

ここは良い宿でしたね。広島から近いし、ゆっくりしたい時にはまた訪れたいです。
古稀庵 山口市湯田温泉2-7-1
kokian.co.jp


朝もゆっくり過ごして宿をレイトチェックアウトし、山口の産直市場などを巡りながら広島へ帰ります。スマホで探して、まずは宿から近いこちらのJA産直店を訪れました。

思ったより小さい店舗でしたが、夏野菜などが色々あったので、しっかり買い込みました。

JA山口農産物直売所 ぶちええ菜 山口店 山口市維新公園3-11-1
www.ja-ymg.or.jp

山口市から防府に向かう途中にちょっと寄り道して立ち寄りました。こちらの鶏肉やヨーグルトは広島のアバンセでも売られていますね。

鶏肉、卵、乳製品、野菜など、どれも安くて高品質なので色々買いました。

秋川牧園 直売店 山口市仁保下郷10317
www.akikawabokuen.com

山口県の産直市で仕入れた戦利品、これだけあればしばらく心豊かですね。

一泊二日の山口・湯田温泉への旅、ゆっくり出来て良いリフレッシュになりました。山口は他にも良い処が沢山あるので、季節を変えて、これからも折々訪れたいです。