1泊2日で松江に行ってきました。今の季節は中国山地の山越え道は積雪の日が多く、うちの車は冬用タイヤを用意してないので、今回は高速道路バスを利用しました。

松江道の高野付近はやはり降雪、この区間だけは雪国の風景ですね。

久しぶりの松江は曇り空で、時折雪が舞い、みぞれが降る寒々しい天気でした。

宍道湖も寒風に小波が立って、嫁ヶ島の松も寒そうですね。

観光には生憎の天候ですが、今回の旅の目的はこちらの宿に泊まって、美味しいものを頂いて、のんびり休養すること。創業130年余り、松江を代表する名宿「皆美館」です。

ここは明治21年の創業以来、多くの文人墨客に愛されてきた宿で、一階の「いにしえラウンジ古都里」には訪れた文人達に纏わる品々が展示されています。

これは棟方志功の揮毫がある衝立、棟方は昭和30年代に皆美館を訪れているそうです。

近年リニューアルされた館内は、老舗の趣を残しつつも快適性が追求されています。私達が宿泊した部屋は4階のレイクビュースィートで、大橋川に面して宍道湖を望むことが出来ました。

ゆったりした3部屋(リビング、和室、寝室)と洗面所、外の景色が眺められる部屋風呂が付いていて、二人で泊まるには広すぎるくらいです。最高にリラックスして寛げました。


風呂に浸かりながら雪見障子越しに宍道湖を眺める、、これは贅沢ですね。

晩飯は山陰の食材を活かした料理がいろいろ。盛り付けなどにも趣向が凝らしてあって堪能しました。私は最近酒は控えめにしているのですが、つい飲み過ぎてしまいました。

この日のメニューは以下の通り、全て美味しく頂きました。
前菜(くあいの茶巾豆腐、数の子松前漬け、鉄皮煮凍り、蟹とほうれん草・焼き椎茸浸し、茶ぶりなまこ)、吸鍋(奥出雲産猪肉と日吉津サーモン吟醸鍋)、造り(鰤、鯛、ヨコワ鮪など)、楽盛り(鰤柚子胡椒焼き、赤蕪とレーズンバター松葉刺し、黒豆石垣寄せ、〆鯖磯みぞれ和え、丸十レモン煮、和牛昆布巻き)、焚だし(焼き蕪海鮮あんかけ)、強肴(島根和牛低温ローストサラダ仕立て、石州穴子柳川鍋)、食事(蟹釜めし、赤だし、香の物)、デザート(白味噌ブラウニー、柚子ムース、イチゴ・メロン、オレンジ蜜煮)。

朝食は皆美館自慢の日本庭園を眺めながら頂きます。

地元の食材がいろいろ並びます。彩ベジフル野菜ジュース豆乳仕立て、大和蜆赤だし椀、鰈西京漬け、アゴ野焼き、紫蘇巻き砂丘らっきょう、隠岐の島あらめ煮、水菜と湯葉の浸し、野菜サラダ・梅紫蘇ドレッシング、茶碗豆腐、茄子と生麩の揚げだし、鯛めし縁盛り、香の物、季節の果実ヨーグルト添え。

そして皆美館の名物 ”鯛めし”、やっぱりこれは食べないといけませんね。

具は鯛の身のそぼろ、鶏卵(黄身と白身を別々に裏ごししたもの)、薬味(大根おろし、刻みねぎ、わさび、刻み海苔)。ご飯の上に具をのせて鰹本節ベースの出汁をかけて頂きます。これが伝統の味、美味しいですね。

いや~良い宿ですね。部屋も食事も最高、ここには何度でも泊りたいです。
皆美館 島根県松江市末次本町14
www.minami-g.co.jp
旅行中の昼飯は2回。一日目のお昼はこちら、昭和7年創業の洋食屋「西洋軒」です。

私も知らなかったのですが、松江のローカルグルメとして”カツライス”があるとのこと。これはワンプレートでライスの上にカツをのせデミグラスソースをかけたもの。岡山の”デミグラかつ丼”と共通性がありますが、この店は昭和7年当時からメニューにあったと言われており、こちらの方が古そうです。肝心の味ですが、、もちろん美味いに決まってますね。

レストラン西洋軒 島根県松江市片原町111
www.kankou-matsue.jp
二日目は島根美術館で葛飾北斎の版画などを観て、その後の昼飯はこちら「橘屋本店」です。これまで松江に来た時にはほぼ「神代そば」でしたが、今回は移動時間の関係で中心街に近いこちらにしました。

私は”釜揚げそば”、家内は”三品そば(割子)”、そばがきの天ぷらが付いてます。出雲といえば蕎麦、やっぱり美味いですね。


橘屋本店 島根県松江市東本町2丁目64
1泊2日という短い旅でしたが、改めて松江の良さを再確認しました。広島からは近いですし、季節を変えてまた訪れたいと思います。