E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

東北旅行(その6)蔵王・遠刈田温泉

山形県酒田市から宮城県蔵王町まで、山形自動車道を通って長躯移動しました。
五日目の泊りは遠刈田温泉、オーベルジュ「山風木」です。今回の旅では泊りは休暇村などが多かったですが、この「山風木」はちょっと奮発しました。

木々に囲まれた敷地に手入れの行き届いた建物、部屋も風呂もゆったりとしていて寛げます。

この宿は"オーベルジュ"(料理旅館)を名乗っておられる通り、なんと言っても料理が素晴らしい。夕食はダイニングルームで頂きますが、私達はカウンター席に通されました。
前菜盛り合わせ: 胡麻豆腐、姫林檎グラタン、白身魚の土佐酢、海老真薯、ズワイ蟹と旬菜のおひたし、本鮪ユッケ、漬け玉子の黄身衣、一口寿司、百合根と生ハムの手毬、フルーツトマトの白船。フリードリンクでお酒は自由に注文できます。

お造り: 本鮪、甘海老、ハタ。熟成具合、脂のりもばっちりで美味いです。日本酒は地元の良い酒が揃っています。私は山形県の「ばくれん」を選びました。これは超辛口と表示されていましたが、すっきりとして飲み口がよいです。この夜はずっとこの酒で通しました。

サラダ: 蔵王産野菜のバーニャカウダ。野菜の味が濃いですね。

メイン料理の前に、ここで口直しの果実のシャーベットです。

メインは二種類から選べます。私達はこういう場合は分け合って食べるので、二種類の料理が味わえます。これが夫婦者の強みですね。
まずは"仙台牛のステーキ"、柔らかくて旨味たっぷりの肉ですね。

もうひとつは"三陸産牡蠣とフォアグラのステーキ"、これは贅沢な味でした。

煮物: 仙台牛と蔵王芋の炊き合わせ。それにイワナの骨酒をお願いしました。

イワナの骨酒には大きなイワナが入っていました。焼いたイワナからでるエキスで、フグのヒレ酒よりも旨味が深いです。イワナの身はもちろん食べます。あ~美味い。

食事: 季節の炊き込みご飯と味噌汁。この宿の名物"はらこ飯"です。炊き上がった飯にのせたイクラに余熱で熱が入って、ちょうど良い具合です。ここまできてお腹は既に一杯、食べ切れなかった分はおにぎりにして貰って夜食にしました。

デザート: ほんのり洋酒香る大人のティラミス。これも部屋に運んで貰いました。

次の日の朝食です。とにかく食材が良いので、何を頂いても美味しいですね。

前夜たくさん食べたのに、美味しいので、朝からまたしっかり食べてしまいました。

部屋良し、風呂良し、そして食事は最高、ここは本当に良い宿でした。機会があれば、是非また泊まりたいですね。
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旅行六日目、遠刈田温泉からエコーラインを通って蔵王の御釜へ登ります。
当初、蔵王は前日に訪れることにしていたのですが、時間的に押して予定変更したのでした。しかし、それが結果的に大正解。前日は日曜日だったのでエコーラインは大渋滞で、御釜の駐車場に入るだけで長時間の待ちだったのだそうです。この日はそんなことはなく、快適なドライブ。御釜の近くにある駐車場にすんなり入れました。

天気は快晴。蔵王の御釜と周囲の山々もはっきり見えて、最高の景色です。

朝のうちは山形盆地は雲海に包まれていましたが、霧が晴れると眺望が開けて、山形市、福島市、米沢市の周辺まで見えて、地元の人も一年に何度もないような眺望だと言ってました。

御釜の南側にある刈田岳の山頂にある刈田嶺神社(奥宮)です。刈田嶺神社は蔵王権現を祭っていたので、それが「蔵王」というの名前の由来だそうです。

こちらからは仙台市方面が展望できます。滅多にない眺望に恵まれて、本当に幸運でした。

御釜を後にして、蔵王連峰山麓の紅葉を眺めながらエコーラインを山形県側に下りました。この後は山形市内を見物します。