E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

アジのりゅうきゅう

「りゅうきゅう」と言っても何のことか?分からない方も多いと思いますが、、
これは大分の郷土料理です。名前の由来としては琉球の漁師が調理法を伝えたからといった説がありますが、よくは分からないとか。どんな料理かというと、新鮮な魚の刺身をタレで漬け込んだもので、使う魚はサバ、アジ、ブリなど。これを熱々の飯にのせたものは「あつめし」と言うそうです。福岡県の「ゴマサバ」に似ていますし、豊後水道を挟んだ愛媛県では同じようなものを「ひゅうが飯」と言います。宇和島の「鯛めし」も同じ系統ですね。呼び方は地方によって色々ですが、ルーツは同じ漁師料理なのでしょうね。

今日はアジを使ったりゅうきゅうを作ってみました。作り方ですが、まず三枚に下ろしたアジを食べやすいサイズに切り、つけ汁(ダシ汁・酒・味醂・醤油)に30分ほど漬けて、大葉、三つ葉(青ネギ)生姜、煎りゴマを加えます。これを熱々ご飯にのせて真ん中に生玉子の黄身を落として出来上がり。黄身を潰して混ぜ合わせて食べると旨いです。う〜ん、私はこういう刺身の"づけ"をご飯と一緒に食べるのは好きだなあ。食欲のない時でもがっつりと食べられて、意外と夏向きでもあります。