E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

うな重一番

今日は家内と二人で安浦の片田舎にやって来ました。
ナビを頼りに細い道を辿って行くと、店の入口を示す案内板とビニールハウスが見えてきます。これは農業用のハウスではなくて、実は養鰻場です。ラストの100mは道幅がかなり狭くなるので、ちょっと冷々しますね。こちらは「小谷うなぎ養殖場」という所です。うなぎで小谷というと広島市内にある「柳橋こだに」が思い浮かびますが、特に関係はないらしいです。

こちらの養鰻場に併設されているお店が「うな重一番」です。営業時間は11:00〜15:00(水休)ですが、完全予約制で一日前迄に予約が必要です。以前からずっと訪れてみたかった店ですが、たまたま思い立った時に予約が一杯だったりしたため、これまで機会がありませんでした。予約が必要なのは、その日の客の数に合わせて鰻を捌いて用意されるためなのでしょうね。今日は13:30という遅い時間帯の予約だったせいか、客は私達だけでした。

メニューはうな重(1,500円)、うな丼(850円)、蒲焼き、白焼き(値段は非掲示、時価?)の4種類です。うな丼は鰻の量が鰻重の半分とのことなので、うな重を注文しました。最初にサービスとして肝焼きが供されますが、これがまず美味しくて期待が高まります。待つこと暫し、うな重が出来上がりました。うな重にすると蒲焼きがご飯と別になっていたら嫌だなあとちょっと思ったのですが、ちゃんとご飯の上にのっていたので安心しました。蓋をとると鰻の良い香りが立ち上ります。

一口食べると、、これは旨い!!ご飯も鰻も熱々で、鰻は身はさっくり皮がぱりっと、身と皮の間のゼラチン質も味わえます。またタレがキリッとして激旨です。鰻というと夏がシーズンというイメージがありますが、実際には冬場のほうが脂がのって美味しいのだとか。それ以上に私が感じたのは皮の旨さで、こんなに香ばしい鰻の蒲焼きは初めてです。帰り際に「皮がパリッとして美味しいですね」と言うと、お店の方も喜んで下さいました。

最近はスーパーで売っている輸入鰻のべしゃっとした蒲焼きでも1,500円くらいはしますからね、ここのうな重の値段は本当に安いと言えます。不便な場所ですが、わざわざ行くだけの価値は十分ありますね。家内もここの鰻は絶対にまた食べに来たいということで、再訪は必至です。
うな重一番(小谷うなぎ養殖場) 呉市安浦町内平96