E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

奥出雲 そば巡り

コースケ夫妻、タマさんとご一緒して、奥出雲町へ「そば巡り」に行って来ました。
11月2日~17日の期間で開催されている「新そばまつり」、休日は結構な人出だと思いますが、平日はわりと静かですね。特に火曜は定休日の店が多いせいか、観光客はそれほど多くなく、普段と変わらない感じです。

まず1軒目は「一風庵」@横田へ、この店は奥出雲でいま一番人気があるそば店ではないかな。11時過ぎに店に着くと店内は既に満席。しかし、タマさんが事前に予約してくれていたので、私達は待たずに席に通されました。

店内にある石臼挽き製粉機を興味深げに見るコースケさん。この店の製粉機は玄蕎麦を入れると殻と蕎麦粉が別々に出てきます。いろいろな製粉機があるものだと感心していました。

私達が頂いたのは、石臼挽き生粉打ち十割そば「野の香」。ご当地の希少な在来種「横田小そば」を使った一品で、一日限定15食とのことです。

一啜りすると、爽やかな香りと旨味、適度にざらりとした舌ざわりとコシ。ツユもすっきりとして、これは美味いわ~。私がこれまで食べた"ざるそば"の中では最高かも。

いや~感動した。店を出ると外には既に10人以上の待ち行列が出来てました。人気があるのも納得です。この店のそばを食べるためだけに、わざわざ奥出雲まで来る価値ありです。

ippu-an.com


奥出雲町内のそば店は火曜日定休が多いので選択肢は限られています。次に狙った「鬼蕎麦」は、電話してみると既に本日分は終了とのこと。それではということで、2軒目は「吾妻そば」@三成にやって来ました。ここは蕎麦以外に丼物や定食などもあって、地元の人が普段使いする感じの店ですね。

色々なメニューがあるのですが、私は"割子そば"+天ぷらにしました。やはり出雲ですからね、"割子そば"は是非食べたいです。

そばの上に薬味をのせて、汁を掛け回して頂きます。残った汁は下の段に移していくのが割子の食べ方、3段目で綺麗に使い切ります。黒くて太めの蕎麦は出雲の特徴、美味かったです。

azumasoba.com


そば巡りの合間に観光も行います。ここは「湯野神社」@亀嵩、映画「砂の器」ロケ地の碑が立ってます。なかなか立派な古い神社で、ここでちょっとお参りなど。

こちらのJR亀嵩駅も「砂の器」のロケ地でした。駅舎には「扇屋そば」というそば店があるのですが、残念ながら火曜定休日。もし開いていたら、この店も是非食べてみたかったです。

その後は、道の駅や産直市を回って、野菜や地酒などを買い出し。これも旅の楽しみです。

okuizumo.org

阿井食品センター@下阿井に立寄りました。10月に来た時にも寄ったのですが、ここでは奥出雲名物の"焼き鯖"を製造販売されてます。"焼き鯖"は常温で3日くらい日持ちするとのこと。山奥の奥出雲で"焼き鯖"というのは不思議ですが、昔は生魚が手に入り難かったので、ワニ(サメ)と同じく、日持ちがする魚として重宝していたのでしょう。

家に帰って、晩飯は買って帰った"焼き鯖"を食べます。下手に温め直さず、そのまま食べる方が味が良いと思います。脂がのっていて美味いですわ。不思議なことに、家で鯖を焼いてもこの味は出せないのですよね。

帰り道に、広島県高野町にも立寄りました。古い町並みの中にある「ふじのや」です。

この店のお薦めはアップルパイとのこと。高野町名物のリンゴの歯ごたえを残した煮方で、フレッシュな感じがして美味しかったです。

itp.ne.jp


いや~今回も楽しかった。奥出雲町は何回訪れても良いですね。山歩きも出来るし、これから何度でも行きたいと思います。