E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

東北の旅(その1)平泉・盛岡

本日から6泊7日の東北旅行です。まずは仙台まで飛行機に乗って、そこから先はレンタカーで宮城・岩手・青森・秋田・山形の5県を回ります。私自身は仙台には何度か来たことがあるのですが、それ以外の県は初めて。どのようなことが見聞できるか楽しみです。
広島~仙台間は飛行機で1時間半ほど。意外と近くて、時間的には東京に行くのとほとんど変わりませんね。空港の傍にあるレンタカー店で車を借りて、さあ出発!で~す。

■平泉
東北自動車道を1時間半くらい走って、平泉に到着しました。
まずは、世界遺産の「中尊寺」です。杉木立の中を歩いて「金色堂」へ。内部は写真が撮れませんが、国宝の金色堂はこの覆堂の中にあります。実際に見てみると想像以上でした。900年前にこれほど精緻な細工が出来たとは、、奥州藤原氏4代の遺体が今でも納められているというのですから、歴史的価値も大変なものです。

こちらは本堂、中尊寺は天台宗の寺です。かって今東光氏が貫主だった時期もありましたね。確か金色堂の昭和の大修理は、氏が主導したのではなかったかな。

弁慶堂の中を覗くと、義経と弁慶が居ました。平泉の主役はやはりこの二人ですからね。

日本でも著名な名所なので、外国人観光客も多いです。森に囲まれた静謐な雰囲気と絢爛豪華な金色堂、やはりここは一度は訪れてみたい場所です。

中尊寺 関山 中尊寺

その後は柳之御所跡へ、ここは奥州藤原氏の館があった場所です。
北上川の畔にある史跡公園に立つと、平泉の野が見渡せます。平安時代末期にはここが奥州の首都だったわけですね、、風に吹かれながら暫し佇ずみました。

義経の館があった高館は柳之御所跡のすぐ北にあって、いまは小さな祠が残るのみです。

高館から望む北上川、松尾芭蕉もこの風景を見たのでしょうか。

2時間半ほどの滞在だったので見れなかった所もあるのですが、平泉の雰囲気は十分に分かりました。私にとって一度は訪れてみたいと思っていた場所なので、有意義でしたね。

hiraizumi.or.jp


■盛岡
平泉を後にし再び東北自動車道を走って盛岡へ、旅行初日は盛岡泊りです。
盛岡ではホテルは素泊まりにして、晩飯は繁華街へ出ます。訪れたのは大通二丁目にある「南部藩長屋酒場」。岩手県の地の食べ物、名産がいろいろ食べられそうなので選びました。

店内は民芸調の造りで落ち着けてよい感じ、お客さんも多いです。

この店では「盛岡さんさ踊り」の実演があるとのことでしたが、若い店員さん達が唄って踊るのですね。これが中々上手で、楽しめました。

ホヤ、北寄貝の刺身、南部漬物、ツブ貝のウニ和えなどを肴に地酒を飲みます。ホヤの刺身は初めて食べましたが、生臭みが全然なくて美味いですねえ、これは驚きです。締めは煎餅汁、あ~全部美味いなあ、満足です。

盛岡の夜は良いですね。ところで、ひとつ気になったのですが、店員さんの言葉が完璧な標準語なのですよ。「訛りがないですね」と言うと、「田舎の年寄りはいまでも訛ってますけど、若い人は訛らないですよ」とのこと。そうか、、しかし、広島では若い人でも多少は広島弁が入りますからね。盛岡の方が都会的だなあと思いました(笑)。

南部藩長屋酒場 盛岡市大通2丁目6−4
marutomisuisan.jpn.com


次の日の朝は早起きして、盛岡城跡を散策。南部藩14代の居城ですが、いまでも雄大な石垣が残っています。東北には大きな城が多いですが、ここもそうですね。

盛岡城 東北有数の総石垣造りの城<盛岡城>

お城の近くにある「白龍本店」へ。前の道は桜山神社の参道ですかね。まだ開店前ですが、店に着くとTV番組の取材クルーが来ていました。何かの取材のようですね。

ここは盛岡名物「じゃじゃ麺」発祥の店とのこと。嬉しいことに朝9:00からの営業なので、朝飯はこちらで食べます。

TVクルーは店の入口の席で撮影開始。レポーター役は見たことがない男性で、どこのメディアなのかは不明でした。それとは関係なく、一般のお客さんも次々に入ってきます。

出てきた「じゃじゃ麺」です。茹でた麺の上に肉みそ、キュウリ、ネギ、おろし生姜、紅生姜などの具がのっていて、色鮮やかです。

全体をよくかき混ぜて、好みで卓上にあるラー油、摺りおろしニンニク、酢などを加えて頂きます。麺はコシのない柔らかい"うどん"のような食感ですね。面白いなあ~。肉みそは仙台みそがベースだそうですが、甘みがあるのでラー油で中和して食べるのがよいなあ。

麺をほぼ食べ終わる頃、"ちーたんたん"をお願いします。具を少し残しておいて卓上の卵を丼に割り入れてかき混ぜ、店の人に渡すと、麺のゆで汁を注いで肉みそを足してくれます。これは玉子スープのような感じ、う~ん美味いわ。

麺とスープを両方味わうことによって、満足感が得られて完結する感じ。これは盛岡人が誇るべき地元の名物料理ですね。

白龍本店 盛岡市内丸5-15
www.pairon.iwate.jp

盛岡に来たのは初めてですが、緑が多くて美しい街でした。とても住みやすそうですね。この街には是非ともまた来たいですね。次回は"わんこそば"が食べてみたいです。