E級日記

もんがーのE級的生活の記録です

イタリアン精進料理

広島市内から車で2時間。ここは島根県との県境近く、芸北の山奥にある浄土真宗本願寺派のお寺です。私の家もそうなのですが、広島は浄土真宗が盛んな土地柄でして、そういう意味ではここは県内の何処にでもあるお寺さんのひとつなのですが、、
実はこのお寺、地元の食材にこだわった「イタリアン精進料理」が食べられるのです。
もちろん完全予約制ですが、雪深い地域のため冬の間は休みで、原則として4月下旬~11月末の期間の金・土・日のみ営業だそうです(営業日は要確認)。

御斎の提供は12:00からですが、その1時間前にお集まり下さいとのこと。
お寺に着くとまず本堂に通されて、若院さんの法話をお聞きします。若院さんは28歳とのことでしたが、落語の「寿限無」などを取り入れたお話でけっこう面白かったですよ。

法話を聞いた後は食堂に移って御斎を頂きます。食事をする部屋はいくつかあって、この日は30人ほどの客が来ていました。

お料理は坊守さんが差配して作られているそうです。
地元の旬の食材を活かした「イタリアン精進料理」は、漆塗り器の本膳、そして二の膳、締めにドルチェ。これが本当に素晴らしいというか、お寺さんが余技でやっているというようなレベルではなくて、完全にプロの仕事ですね。

●本膳
焼き野菜の赤ワイン煮込み、ジャガイモのピュレ・イタリアンパセリとセロリのジュレ、ミネストローネ、チョンまげ豆のご飯、香の物

●二の膳
旬野菜の生春巻きカネロニ仕立て、ココナッツミルクと塩麹のスープ仕立て、里芋とジャガイモのブーレット、山菜のフリット

コゴミのフォッカチャ、ケークサレ・トマト風味

イチゴのリゾット・山菜チモト添え

旬野菜とキノコのオーブン焼き

●ドルチェ
パンナコッタ・甘夏のジュレとピールのせ、コロコロクッキー、紅玉のコンポート

う~ん、美味しかった。季節の味を心ゆくまで味わった感じです。30種以上の食材を縦横に使った素晴らしい精進料理でしたね。

この後は茶室へ移って、更に抹茶とお菓子を頂きました。その時に、院家さん、坊守さん、若院さんと少しお話ししたのですが、ご家族の仲がとても良くて、このお寺は上手く運営されていると感じました。ここの精進料理は超お薦めですよ。

※浄土真宗の用語
御斎(おとき):食事、院家(いんげ)さん:お寺の住職、坊守(ぼうもり)さん:住職の奥さん、若院(じゃくいん)さん:お寺の跡取り息子

浄謙寺 広島県北広島町奥原161
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