E級日記

もんがーのE級的生活の記録です

川棚温泉 温泉とフグ料理

1月末に息子の結婚式があり、それに合わせて娘の家族が米国から帰国。しばらくバタバタしていましたが、一段落したので家内と二人で骨休めに温泉へ行くことにしました。
広島から近い温泉というと山陰地方になるのですが、2月の間は中国山地越えの道路でまだ雪が残っている可能性があります。うちの車はノーマルタイヤしか持ってないので、そちら方面は避けて、雪の心配が少ない下関・川棚温泉を選びました。


こちらの宿は全8室、全てが独立した離れの形式になっています。私達が泊まった部屋はメゾネットタイプで2階建です。1階はリビングとトイレ、2階は寝室、洗面所、浴室。ゆったりしていて寛げます。
全ての部屋に露天風呂が付いているのが嬉しいですね。今回の目的は温泉に浸かってのんびりすること、部屋風呂なのでいつでも入れます。お湯は源泉(41.4℃、含弱放射能塩化物温泉)掛け流しです。

天気も良くて穏やかな一日、少しだけひんやりした空気を感じながらの露天風呂は最高に気持ち良いです。これは贅沢な時間だなあ~。

宿に着いてまずは一風呂、夕食の後寝る前に一回、次の日朝起きてさらに一回。湯の中でストレッチしながらゆっくりと温もったので、痛かった足腰の調子も良くなりました。


この季節に下関といえば、やはりフグ。これも今回の旅行の目的のひとつです。
夕食はフグのフルコース。まずはビールを飲みながら、先付の"白子豆腐"、前菜の"牡蠣味噌グラタン"、"なまこ酒粕和え"、"三色きぬた巻き"、"林檎バター寄せ"、などを頂きます。前菜から素晴らしい出来、メインのフグ料理も期待できそうです。

いよいよフグの登場。
大皿に盛られた"ふく刺し"、美しい。これはもう、ひとつの芸術ですね。

もちろん下関のトラフグで、透き通った身が綺麗です。皮の湯引きも添えられています。

アサツキを巻いて、すだちポン酢、紅葉おろしで頂きます。フグの身のくりくりっとした食感がたまりません。刺身と一緒に"ひれ酒"を飲みます。炙ったフグのヒレは香ばしく、旨味も更に濃くなります。う~ん美味いなあ、、この言葉しか出てこないですね。

フグというのは他に例えるもののない味ですね。脂をまったく感じず、ただ旨味のみ。食通で名高い北大路魯山人は「ふぐの美味さというものは実に断然たるものだ」と言っていますが、まさにそういう感じですね。

次の料理は"ふくちり"、トラフグの大きな切り身が鍋に入ります。

それから野菜を入れて煮ますが、フグの身は煮過ぎない方がいいですね。

スダチを絞って、紅葉おろしをのせて頂きます。これも美味いなあ~。熱が入ることでフグの身の食感が変わって、旨味も活性化する感じ、間然とするところ無しです。

フグと野菜を全て食べたら、スープは残しておきます。これは最後のお楽しみ。

続いて"ふく唐揚げ"。から揚げというのはだいたい何でも美味いものですが、その中で最高のものを挙げるとしたらスッポンとフグ、この二つが双璧だと思います。

外はさっくり身はしっとりして、本当に美味いですね。

締めのご飯は"ふく雑炊"です。"ふくちり"で残った汁を使います。雑炊を作らないなら、"ふくちり"を食べた意味がありませんからね。

う~ん美味い、、レポート力がないのですが、美味いとしか言いようがないです。

その後はデザートが出て、食事が終了。舌もお腹も、とことん満足しました。

こちらの宿、川棚温泉に古くからある湯治宿「小天狗」の新館として開業したとのことです。全8室が全て独立しており、徹底的にプライベートな落ち着いた時間が過ごせる宿です。設備もサービスも料理も、私がこれまで泊まった温泉宿の中でもトータルで一二といった感じ、とても良い宿でした。これからは、フグの季節にはここに泊まることが目標、来年もまた来れたらいいなあ。

小天狗さんろじ 山口県下関市豊浦町川棚5153
koteng-sanroji.com