E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

松山・今治の旅

3月29-30日の二日間、愛媛県の松山〜今治へ行ってきました。

広島−松山フェリーに乗るのは何十年ぶりかな。見どころと言えば音戸の瀬戸を通過する時ですが、あとはのんびり海を眺めて。結構長い時間なので、本を読んだりして過ごします。

松山観光港(高浜)に到着、さあ四国に上陸です。


■松山編

まず最初に松山市の南郊にある砥部町へ向かいました。訪れたのは砥部焼き/東窯です。

私たちが店内で陶器を見ていると、ちょうど大東アリンさんが外出から帰ってこられて、いろいろ説明をして下さいました。アリンさんの絵付けは淡い中間色が綺麗で、従来の砥部焼のイメージを変えた作品が多いですね。

コーヒーマグカップを二つ購入。これからは事務所でコーヒーを飲む時には、このカップを使おうと思います。砥部町では春と秋に砥部焼祭りがあるとのこと。春の祭りは4月15-16日だそうです。次の機会には祭りの時に訪れたいですね。

東窯 愛媛県砥部町五本松885-21 http://alyne.jp/


砥部町で偶々こちらの蔵元の前を通りました。いかにも歴史ある酒造所という佇まい、家内が松山在住の友人から以前この酒を頂いたことがあったのを覚えていたので、立ち寄ってみました。

せっかくなので生酒を二本購入、「初雪盃」の新酒"槽場詰おりがらみ純米吟醸生原酒"、"にごり原酒活性生酒"です。保冷バックに入れて持ち帰ります。これは家に帰って飲むのが楽しみですね。

協和酒造株式会社 愛媛県砥部町大南400 http://www.hatsuyukihai.jp/


松山/ポコアポコ 松山市内の椿神社近くにある従兄の店です。開店以来、いつか行きますと言っていたのですが、ずっと果たせないまま、、この3月末で閉店と聞きました。本当に遅れ馳せながらやって来ました。

音楽好きの従兄はこの店で定期的にライブ演奏会を開いていたそうです。この店は彼の生甲斐そのものだったことでしょう。閉店は本当に残念ですが、如何ともしがたいこと。これからも趣味の邦楽演奏は続けるそうなので、ご活躍をお祈りします。

こちらは喫茶がメインの店ですが、ランチタイムには食事もとれます。私達はキッシュとドリアを頂きました。どちらも美味しかったです、ご馳走さまでした。

ポコアポコ 愛媛県松山市北井門3-8-12


■今治編
松山市を離れて、西条市にある家内の親戚の伯父さんのお宅に伺った後、今宵の宿泊地今治市へ向かいました。まずはホテルに入って荷物を置いてから、早速今治の街に出掛けます。
今治焼き鳥/五味鳥 夜の今治といえばやはり焼き鳥でしょう、、とうことで、こちらの店へ。

今治焼き鳥の特徴は、鶏肉を鉄板で焼くところ。今治市内には焼き鳥店が60軒くらいあるそうですが、中でもここは老舗の人気店です。まだ早い時間だったし、この日はいつもになく空いているとのことでしたが、鉄板前の席は常連客のために常時リザーブだそうです。

「目に云う(メニュー)」もユニークですねえ、トップが"かわ"です。

今治焼き鳥といえば、やはり"かわ"は食べないといけませんね。しかし、まずは全体像を知らねばということで、メニューにあった"盛り合わせ"を頼んでみました。これは"せんざんき"、串3本、"かわ"がセットになっていて一皿600円です。

まずは"かわ"を食べてみると、えっ?これが鳥皮?、、お店の人に尋ねてみると、この店の"かわ"は鳥皮ではなくて"せせり"の部分だそうです。これはこの店独自のネーミングらしいけれど、今治に来たら美味い鳥皮が食べたかったので、ちょっと残念。"せんざんき"はご当地東予地方独特の味付けの鶏から揚げですが、これは揚げたて熱々で美味かったです。

居酒屋メニューもあるのでポテトサラダなど。しっかりボリュームがあって安くて美味いです。この店のメニューはどれも安いですね。

さすがに地元の人に愛されている老舗というか、安くて美味くて良い店でしたね。ただ、鳥皮が気になるのでもう一軒行こうと、早めに切り上げました。
五味鳥 愛媛県今治市旭町1-5-20

店を出て近くの今治商店街を歩きます。しかし、、まだPM8時前なのに開いている店がほとんどない、、どういうこと?これは呉の中通り以上の寂れようだなあ。裏道の方にはぽつぽつと飲食店が開いているのですが、家内はもう焼き鳥は食べられないと言います。仕方ながないので、その後は街をぶらぶら散策してホテルに帰りました。う〜ん、今治の夜の街はもっと賑やかなのかと思っていましたが、意外でしたね。


翌朝は早くに起きて、今治城や今治港の周辺を散策しました。
今治城は藤堂高虎による築城ですが、堀に海水を引き込んだ典型的な海城です。城跡はよく整備されていますね。築城当時に天守閣があったかどうかについては議論がありますが、江戸期になかったことは明らかなので、現在の天守は模擬天守ということになりますね。

城内には藤堂高虎の銅像がありました。早朝なので訪れる人も疎ら、爽やかな朝の空気の中で、膨らみかけた桜の蕾を眺めながら気持ちよい散歩が出来ました。


散歩の後はホテルをチェックアウトして、車で今治市近郊の産直市に向かいました。家内のご両親の実家が西条市なので、こちらには度々訪れますが、その時には必ず立ち寄るところです。

朝採れの野菜がこれでもか!というくらい並んでいます。しかも安い!もう舞い上がってしまいますね。

新鮮な地物の魚もたくさん。こういう店が近所にあったら、本当に嬉しいのになあ。

弁当やお惣菜も売っているのですが、これがまた安くて美味いのです。ここで"せんざんき"、"瀬戸貝の炊き込みご飯"を買って、ベンチに座って遅い朝食にしました。産直市内にはSAISAICAFE(サイサイカフェ)という店もあって、ここの洋菓子とコーヒーも美味しいですよ。

さいさいきて屋 愛媛県今治市中寺279-1 http://www.ja-ochiima.or.jp/saisai/sub/shop.html


今治を離れて、帰りは「しまなみ海道」を通ります。しまなみの橋はサイクリストも多く、また徒歩で渡っている人もいます。今日は天気が良いので、自転車で走ると気持ちがよいでしょうね。広島―愛媛の県境となる多々羅大橋です。しまなみ海道の中では、私はこの橋が一番好きですね。

大三島にある「大山祇神社」、ずっと前から一度来てみたいと思いながら、中々機会がなかったところです。

神社のシンボルでもある天然記念物の大クスノキ、伝承樹齢2,600年だそうです。

お目当ては本殿の横にある国宝館で、ここには日本の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の約8割が収蔵されているとのこと。源義経、源頼朝が奉納した鎧や、南北朝時代の護良親王が奉納した太刀とかがあります。結構時間を掛けて鑑賞、以前から見てみたかったので、取り敢えず納得しました。

大山祇神社 愛媛県今治市大三島町宮浦3327


神社の門前にある名物の海鮮丼の店、平日なので大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが、着いてみるとこの大行列。フェリーの時間があったので残念ながら今回は断念しました。

その代わりに近くにあったこちらの店へ。ここには行列はなかったですが、実は大正解でした。

こちろん海鮮丼を注文、この店の海鮮丼は刺身がヅケになっています。醤油に味醂が入っているようで、タレにちょっと甘みがあるのですが、これは美味かったですね。満足です。

喜船 愛媛県今治市大三島町宮浦9119-9 


大三島から岡村島にフェリーで渡って、蒲刈とびしま海道を通って帰りました。このルートは初めて通りましたが、尾道を回るより早いし、景色も楽しめるので中々良い選択でした。

途中ちょっとだけ御手洗の町にも寄りましたが、平日だったので人影もまばらで閑散としていました。

今回の松山・今治の旅、一泊二日でしたが盛り沢山な内容で楽しかったです。この方面にはこれからも時々来たいですね。次はしまなみ海道をサイクリングしてみたいです。