寒中東京の旅 三日目

この度の東京旅行も今日で最終日。天気は回復しましたが、ビルの陰などには雪が少し残っています。
今日は日本橋周辺を歩いてみることにして、まずはこちらにやって来ました。東京証券取引所が見学できることは意外と知られていませんね。この日も見学者は私たちを入れて数人でした。最近の株取引は完全にコンピュータ化されているので、人の出入りもそれほど多くなくて、兜町は静かなビル街です。

ここが東証アローズ、TVのニュースでは御馴染みの場所です。
年明けから株価は駄々下がり中ということで注目度も高く、ここにはTV局のカメラが入っていて、お昼のニュース用なのかな?株価を表示したテロップを映していました。

このスペースはかっての立会場だったところですが、いまは閑散としてコンピュータの管理者が所在なさげに座っているだけです。この瞬間にも膨大な件数の株取引がされていて巨額のマネーが動いているわけですから、この静けさはむしろ不気味な感じがしますね。

ここは無料で見学できますから、興味のある方は是非一度訪れてみてはどうでしょう。


■ベーカリーカフェ
朝食はこちら、コレド日本橋ビルのB1Fにあるベーカリーです。店の前を、地下鉄日本橋駅から兜町のオフィスへ出勤するビジネスマンが速足で通って行きます。やっぱり東京のサラリーマンはよく働くなあ。私も以前はそうでしたが、さすがに今はもう無理ですわ。

店内のイートインコーナーでパンとコーヒーの朝食。この店は天然酵母を使っているそうですが、やはり美味いです。食べ物に限らずですが、東京にはなんでも広島よりワンランク上のものがあるという感じがしますね。

メゾン・カイザー・カフェ日本橋店 東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋B1F http://maisonkayser.co.jp/


■日本橋室町砂場
日本橋三越を歩き回ってお土産を買ったりした後で、昼飯はこちらにやって来ました。
江戸っ子といえばやはり"蕎麦"、東京には美味しい蕎麦屋がたくさんあります。伝統ある店といえば、藪系、更科系、そして砂場系です。「砂場」は元々は大阪が発祥ということですが、経緯はいろいろあったようで、現在は巴町、南千住、日本橋室町、虎ノ門、赤坂の砂場があります。ここ室町砂場の創業は明治2年とのことですから既に150年近い伝統があるのですね。

まずは玉子焼きで一献。江戸っ子は蕎麦屋で酒を飲むといいますが、肴は焼き海苔、蕎麦味噌、いたわさ(蒲鉾)など。それで1-2合の酒を飲んで、締めに蕎麦を手繰って、長っ尻せずにさっと帰るのが粋なのだとか。私は玉子焼きと焼き鳥も食べたのですが、これはぎりぎり許される範囲かと、、

更科粉で打った"別製ざるそば"の大盛りです。基本の蕎麦の量が少ないので、普通盛りではちょっともの足りません。やはり、この蕎麦は食事用ではなくて酒の肴なんだなあと思います。

蕎麦の上にワサビをのせて、下の方だけそば汁に浸けて食べます。
蕎麦は細くて硬質な食感。つるつる啜るというより、舌の上にのせて味わって食べるという感じの蕎麦ですね。う〜ん美味いです。そば汁はすっきりして鰹だしが凝縮したような味わい、残したら勿体ないと思いますが、ご心配なく。蕎麦湯を注いで全部飲み干せますよ。

温かい蕎麦もあって、これは"おかめそば"です。こういう蕎麦も美味しいですね。

この店に来るのは30年ぶりくらいになりますね。むかし東京でサラリーマンをしていた頃に何度か来たことがあって、こういう蕎麦もあるのかと、感動したことが懐かしく思い起こされました。一方で、ここの蕎麦とは対極になりますが、駅の周辺にある立ち食い蕎麦も懐かしい思い出ですけどね。
室町砂場 東京都中央区日本橋室町4-1-13


この後、ホテルに預けておいた荷物を取って、昼過ぎの新幹線で広島への帰途につきました。
丁度この冬一番の寒波が襲来した時の東京行きでしたが、大きな障害もなく楽しい時を過ごしました。一番の目的だった歌舞伎見物は最高だったし、これから益々嵌ってしまいそうです。