伊勢〜大和路の旅

旅行四日目、今日が最終日です。
今回宿泊した志摩観光ホテルは、英虞湾に面した高台に建っています。元々は真珠の買い付けに来る外国人のための洋風ホテルとして作られたとのこと。現在は本館のクラシックと新館のベイスイートがあり、本館の方はこの日から来春まで改築のため休館するということで、朝はTVの取材が入っていましたね。

創業当時は25室50人収容の小さなホテルだったそうですが、往時のロビーや部屋の一部がギャラリーとしてホテル内に保存されています。旧館の設計は広島のカトリック幟町教会などを設計した村野藤吾氏だそうです。

朝食は昨夜と同じく、メインダイニングのラ・メールで。英虞湾を眺めながらの朝食も良いものです。


ホテルを出て、英虞湾クルーズに乗船しました。この船はスペインの帆船の模した観光遊覧船で「エスペランサ号」といいます。賢島港から出て一時間ほどかけて英虞湾をぐるっと一周回ります。

ディズニーの映画に出て来そうな船で、子供たちは喜ぶでしょうね。平日の朝一の便だったので乗客は10人ほど。天気も良くて、きらきらと輝く海をのんびりと遊覧しました。

英虞湾は真珠の養殖で有名です。湾内には此処彼処に養殖場があります。

海の水が透き通って綺麗です。クルーズの最後に真珠工場に寄って見学。今回はそれが目的ではないので、買いませんでしたが、一時間余りの気持ちよいクルーズでした。


さて、近鉄賢島駅から帰途につきます。
じつは「賢島」という地名は、私にとっては特別な響きがあります。ずっと昔に関西に住んでいた頃ですが、TVのCMなどで「近鉄特急・賢島」と聞くと、「なんかお洒落、週末にこういう処に遊びに行けるような身分になりたいなあ〜」と思っていたんですよね(笑)、、今回やっと念願が叶ったということになります。現在の賢島は鄙びていて、とても落ち着ける場所でしたね。

帰り道には、当初は計画はしていなかった奈良に寄ることになりました。名古屋に戻るのも遠回りになるし、このまま大阪から帰るもの勿体ないし、、「そうだ!阿修羅を見よう」ということになったのです。難波行の特急に乗って大和八木駅で乗り換え、昼飯はそこで買った「柿の葉寿司」です。

う〜ん美味い。小腹が空いたくらいの感じだったので、お昼はこれでちょうど良かったですね。


お昼過ぎに奈良に到着。ピーカンの晴天で奈良公園の鹿も木陰を求めて移動していました。

平日なので静かな奈良を想像していたのですが、何故か人で一杯。修学旅行の高校生と中国人の団体観光客ですね。いや〜これは想定外だったなあ。ただ、私達の目的は興福寺の国宝館ですが、そこは不思議と混んでいませんでした。皆さん何を見に来ているのか、、

久方ぶりの阿修羅との対面、、う〜〜ん、美しいなあ。阿修羅は顔が3つ、手が6本あるのですが、立ち姿のこの絶妙なバランスは素晴らしい。正面の顔の憂いを帯びた表情が何とも言えませんね。正面から、右から左から、飽きずに眺めているといつの間にか30分くらいは経ってしまいます。いや〜、やっぱりこの像は日本の美の最高峰だわ。国宝館の中はもちろん撮影禁止なので、阿修羅って何?という方は(多分いないと思うけど)、ググって探してみて下さいね。


奈良に来たのだから大仏さんにも再会しておこうと東大寺に行きましたが、参道は人人人で大仏殿まで辿りつくのも大変そうです。ここは諦めて引き返しました。

取り敢えず南大門の金剛力士像にはご挨拶できたので、良しとしましょう。

それではと、循環バスに乗って「ならまち」へ。観光客の多いアーケードは避けて、静かな町筋を散策しました。そこで見つけたのがこちらのお店、いかにも雰囲気のある佇まいだったので入りました。

こちらは大正5年創業の老舗、やはり歴史を感じる店舗ですねえ。お座敷で和菓子が頂けます。

私たちは"六坊"というお菓子を食べました。これは、ワラビもち、求肥、粒あんの盛り合わせです。ワラビもちが何とも涼やかで、今の季節にピッタリの一品です。餡の甘さが絶妙で、本当に美味しかった。

この店でお土産のお菓子を買ったのですが、ここの菓子はどれも上品で美味しかったです。
寧楽菓子司 中西与三郎 奈良市脇戸町23


その後は、JR奈良駅から関西線の区間快速に乗って大阪へ。新大阪駅で551蓬莱のシューマイとチマキを買って、新幹線に乗ってビール。長かった3泊4日の旅を終えて、ほっと一息です。今回の旅も楽しかったですねえ。しかし、いろいろ食べ過ぎて腹周りが随分と大きくなった感じです。ちょっと節制しないとね、とほほ、、