E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

鮨 しののめ

今宵は家内と二人で忘年会です。
こちらのお店、開店したのは一年半くらい前かな。雰囲気のある店構えで気にはなっていたのですが、この界隈には不似合いな感じもあって、ちょっと入りにくかったです。最初に行ったのは夏頃で、まずはランチを頂きました。それで店の様子も分かったので、それから何回かお邪魔しています。店内はカウンター7席のみ、若いご主人が一人で切り盛りされています。

カウンターに座ると、まず目に入るのはその日のネタ箱。今日も良い魚が揃っていますね。品書きはなくて、「にぎりますか、それとも刺身とかにしましょうか」と聞かれるので、「じゃあ刺身を」と言うと、お任せでいろいろと出してくれます。ネタ箱を見てこれを下さいと言うことも可能。これまでの経験では、お好みで頼んでもそれほど値段は変わらないですから、安心して自分の好きなものを言っても大丈夫です。

貝三種盛り、ヒラメ、シャコなど、どれも旨〜いです。酒はビール、日本酒、ワインなどがあって、ビールの注ぎ方が上手いし、日本酒も良い銘柄を選んでおられます。私はビールの後に日本酒。以前このブログの書き込みで教えて頂いた山口県錦町の「金雀」があったのでそれを頂きました。すっきりして旨い酒でした。

何か温かいものはありませんかと聞くと、焼き物は鱈の白子、ノドグロなどがありますがということなので、鱈の白子をお願いしました。ちょうど季節の白子、濃厚で臭みがなくてこれも旨いです。その他に茶碗蒸しも頂きましたが、つけ場はご主人一人なので、手の掛かるものは他のお客さんの進み具合も見ながら注文しないといけませね。

締めは鮨ですが、すでに結構腹具合がよかったので、お好みで4貫ほど頂きました。コハダ、ミル貝、サヨリ、ゲソです。これだけ旨いコハダは広島では珍しいのではないかなあ。生のゲソにツメを塗ってもらえますかといったことも、このご主人には安心してお願いできます。最後に玉子焼き、焼きたて熱々です。ダシの味が滲みて旨いです。

こんなに旨いものをこれだけ食べて飲んで、お勘定はさぞかし、、と思われるかもしれませんが、これが驚くほど安いのです。ご主人はとても気さくな人で、いろんな会話を楽しみながらリラックスして鮨を食べることができます。小さな店ですし、客がたくさん押しかけると大変では、、と思っていたのですが。今回ご主人に写真撮ってもいいですかと聞くと、「どんどん撮って宣伝して下さい」とのこと(笑)。あまり他人には教えたくない店なのですが、これだけ良い店を世に知らしめないわけにはいかないですからね。
しののめ 広島市南区東雲本町3-7-7