E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

尾道 ビストロルーシュ

昨夜はかなり強い雨が降りましたが、お昼前には回復してきたので、思い立って家内と二人で尾道へ行ってきました。ちょっと半日ほどのドライブという時には、いつも尾道は第一候補になります。

尾道に着いたのは午後1時半くらい。最初は「笑空」に行ったのですが、お昼はもう終わりましたとのこと、、う〜む残念。さてどうしよう、2時を過ぎると中休みに入る店が多いし、昼食難民になってしまいますね。
歩き回っていると、かって「ビストロ旬亭」があった場所に新しい店が開店しています。様子を窺うと感じは良さそうだったので入ることにしました。店内は改装されていて、旬亭の時よりシンプルな内装になって壁の色も明るくなっていますね。

店の前に出ていた看板で昼時間はランチのみで1,500円、メインは肉と魚から選べるとのこと。この時気になったのは、肉料理がハンバーグであったこと。1,500円のランチでメインがハンバーグというと、出来合いの冷凍ものかもしれない、これは期待薄かなあ?とちょっと心配でした。しかし、その心配はすぐに消えてしまいました。実は先に入っていたお客さんの注文したハンバーグをご主人がその都度手捏ねしておられたからです。これは当りかもしれないと、家内と頷きあったのでした。
最初にオードブル3品、白身魚のカルパッチョ、ラタトゥイユ、サラダです。まずは魚が新鮮で驚き、ラタトゥイユも美味しいです。やはりここは当りみたいだ、と再度頷き合います。

スープはミネストローネですが、これも良かったです。

メインは魚料理を選択、"鯛のポアレ&アサリのサフラン風味"ですが、これが最高に美味しかった。鯛の皮はパリッとして身はしっとり。ソースが凄くて、アサリの旨味とサフランの風味が合わさってえも言われぬ旨さです。ご主人はこれまでかなり本格的な店で働いておられたのではないかなあ。

デザートは"コーヒー風味のブランマンジュ"、バニラアイスクリームです。ブランマンジュも手作りで、これも美味しかったなあ。本当に誠実な仕事だと思います。

これにパンと食後の飲みものがついて1,500円、信じられます? 5月20日に開店したばかりということで、客の認知を得るために、今はランチは赤字覚悟でサービスしておられるのだと思います。お店にとってはランチで気に入ってもらって夜来て欲しいということでしょう。私達も今回食べてみてご主人の料理の腕は十分に分かったので、機会があれば是非夜に訪れてみたいものですね。
ビストロルーシュ 尾道市十四元町3-33

ところで、広島市内に住む者にとっては尾道で夜の食事というのは結構ハードルが高いですね。お酒が入るので車が使えないし、泊まりか(しかし尾道にはホテルが少ない)、JRの時刻表を気にしながら(家に帰り着くのは深夜)といった感じになります。実際に夜は観光客は随分と減ってしまいますからね、そのあたりが尾道の飲食店にとっても辛いところでしょう。しかし、他にも行きたい店があるし、尾道で晩飯というのは私と家内の宿題でもあるので、いつか実現したいと思っています。


その後は尾道ICから少し入ったところにある原田温泉に行きました。ここは閉山したガラス鉱山に湧き出ているラジウムを含む水を利用した温泉だそうです。宿泊施設はなく入浴と休憩だけで、入浴料は600円。結構不便な場所なのに、皆さんよくご存知なのですね、自分の入浴セットを持参でたくさんの入浴客が来ていました。

源泉の温度は28℃、広島県内では高いほうだそうです。これを沸かして源泉掛け流しです。ラジウムを含むということですが、確かに湯から出てからも身体がポカポカして汗が止まりませんでした。この温泉は中々の穴場ですね。
原田温泉ゆうじんの湯 尾道市原田町梶山田4476-1