E級日記

広島在住 もんがーのE級的生活の記録です

熊野古道の旅@十津川村

ゴールデンウィークの後半は熊野古道をメインに、紀伊半島を旅してきました。熊野古道は以前から一度行ってみたいと思っていたので、やっと念願が叶ったというところです。主要な行程は以下の通りでした。

5月6日(火)
 広島出発(車)
 高野山:金剛峰寺、奥の院、十津川村:谷瀬つり橋
 十津川温泉 ホテル昴 泊
5月7日(水)
 熊野古道小辺路:果無集落、熊野本宮大社、熊野古道中辺路:発心門王子〜本宮
 湯の峰温泉 くらや 泊、つぼ湯
5月8日(木)
 熊野川:川舟下り、速玉大社、浮島の森、熊野古道大門坂、那智大社、那智の滝
 休暇村南紀勝浦 泊
5月9日(金)
 太地町、橋杭岩、潮岬、海金剛、南紀白浜(とれとれ市場)、紀伊田辺
 大阪 東横イン梅田中津2 泊
5月10日(土)
 梅田スカイビル・空中庭園、天神橋筋商店街
 広島帰着 
 

初日は自宅を車で朝8:00に出発、山陽道-近畿道-南阪奈道を通って、昼過ぎには橿原に到着。十津川へ直行の予定だったのですが、時間があったので回り道して高野山に寄りました。奥の院〜壇上伽藍をさらっと見ただけですが、やはり観光地化していますね。しかし、宿坊に泊まって精進料理を頂いたりもしてみたいし、次は泊りがけでもう一度来てもいいかな。高野山から十津川村へは尾根越えのかなりの酷道でした。紀伊山脈は山が高く谷が深いですねえ。十津川村はかっては秘境と言われた場所ですが、この地形であればそうでしょう。また往古より勤王の土地柄としても有名ですね。
■谷瀬のつり橋
谷瀬のつり橋は、長さ297m・高さ54mで、日本最長の生活用つり橋だとのこと。住民の生活路・通学路でもあるので通行料は要りませんが、観光客向けの駐車場代(500円)が地元の観光収入になるのかな。

両側には鉄線のフェンスがあるので落ちる心配はないのですが、歩くと結構揺れるし踏み板の隙間から下が見えるので、やはりスリルがあります。一度に20人以上渡らないで下さいとの注意書きも、、地元の人は自転車や原付でも渡るそうですが、高所恐怖症の人(火野正平さんなど)はかなり厳しいかもです(笑)


初日の泊まりは十津川温泉のホテル昴でした。十津川村は全村で「源泉100%掛け流し」を宣言されています。このホテルもそうですが、温泉は本当に綺麗で、お湯も気持ち良かったですねえ。この辺りでは高温の温泉があちらこちらに湧いているのですから、羨ましいです。

料理はごく普通の温泉宿の食事といった感じでした。5月ですからアユは養殖ものでしょうが、水が良いのかな?腸の苦みも美味しかったです。

これは郷土料理の"むこだまし"、粟餅の葛あんかけです。十津川で作られていた粟は実が白くて、婿さんが米の餅と間違えたというので「むこだまし」なのだそうです。十津川は平地がなく田が少ないので、粟を栽培して餅のように搗いて食べてこられたのでしょうね。

十津川温泉ホテル昴 奈良県吉野郡十津川村平谷909-4


■熊野古道:小辺路 果無集落
次の日の午前中は、十津川村にある熊野古道小辺路を歩いて、果無(はてなし)集落まで行きました。小辺路は高野山〜熊野本宮大社を結ぶ山岳道で、かっては修験者が往来していたのでしょう。十津川にはつり橋が多いですね。こちらの橋を渡って出発です。

川筋から集落までの高度差は300mほど、結構な急坂で息が切れます。途中休みながら1時程掛かって登り切りました。

果無集落は「天空の郷」とも呼ばれ、いまは8戸20人程の人が住んでいるとか。最初の住人はどうしてこの場所に住みつく気になったのか?不思議ですが、綺麗な水がたくさん湧いていて、結構住みやすいのかもしれません。周囲の山々を見渡すと気分が良いですね。

自宅の中を世界遺産の熊野古道が貫通している御宅がありました。ご主人とちょっとお話ししました。「いい所ですね」「いや〜ここらは何も見るものないよ」「風景が素晴らしいじゃないですか」「そうかねえ」。私達から見ると贅沢な環境のように思えますが、住人の方にとっては日常の見飽きた風景なのでしょう。縁側に腰を下ろしていると、小辺路を縦走している人なのかな、重装備で速足で通り抜けていきます。家の軒先を知らない人が通って行くのは変な感じですが、ご主人はすっかり慣れているようですね。

いや〜ここは本当に別天地だなあ。こういう場所で暮らしたら、人生観も変わるかもしれませんねえ。今回の旅の中でも一番印象深い場所でした。