E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

山口温泉旅行

正月は家族で温泉に行ってきました。
初詣は防府天満宮です。さすがに参拝客が多くて、石段の下まで行列ができていた本殿に入るのは断念。とりあえず、本殿の外からお参りしました。今年は私にとってどんな年になるのか?分からないですが、いずれにしてもまだまだ頑張らないとね。


温泉というのはのんびりしようと思って行くわけですが、実際には中々のんびりとはできないですね。宿に着いて、まずは風呂、風呂から出て晩飯。寝る前にもう一回風呂に入ろうと思っていても、お酒を飲んでしまうと面倒になって、大抵はそのまま寝てしまいます。朝は早めに起きて朝風呂、その後朝食を食べたら、もう荷作りしてチェックアウトの時間です。結構忙しい(笑)。同じ宿に連泊すれば多少はゆっくり出来るでしょうが、貧乏性な人間としてはやはり色々な宿に泊まってみたいという気持ちもありますからね。今回も川棚温泉、萩温泉を一泊づつしました。

■川棚温泉 ふぐ三昧
ここでは「ふぐ会席」を頂きました。ふぐ料理の華はなんと言っても"ふぐ刺し"ですね。わ〜これは綺麗だなあ。こんな豪華なふぐ刺しは初めてです。ポン酢に浅葱の小口切り、紅葉おろし、メネギを添えて頂きます。

ふぐは厚めの一枚引き。ふぐ独特の歯応えがあって、いや〜旨い。これは大満足です。

"ふぐのから揚げ"です。刺身をとったふぐの残りの身かな。骨についた身が旨いです。

ひれ酒に白子酒。ふぐを食べるのであれば、やはりこれを飲まないとね。ひれ酒は香ばしい味。白子酒は初めてですが、濃厚な乳製品を飲んでいるような感じです。これは、、精がつくでしょうね。

そして"ふぐチリ"です。ふぐの中骨などから良いダシがでます。ふぐの皮は3層構造とのことですが、一番内側の身皮を"とうとうみ"(洒落です)と言って、これを鍋でしゃぶしゃぶ風にして食べると美味しいとのこと。やってみると、確かにぷりぷりとして美味しかったです。

〆はもちろん雑炊です。汁が煮詰まってかなり濃厚な味になっていて、舌が震えるほど旨いです。

いや〜やはり「ふぐ」は美食の王様ですね。考えてみると、私自身こんな贅沢なふぐ三昧を食するのは初めてです。今後もこういうことは中々ないと思いますが、一度こういう味を知っておくことも必要かと思いました。


二日目は車で萩へ向います。
途中、角島大橋を渡ったり、「金子みすず記念館」に立ち寄ったり、観光しながらの移動です。

■仙崎 海鮮丼
宿の食事が多いので私自身は昼飯は抜きでもいいと思ったのですが、やはり皆がそういう分けにもいきません。仙崎で食事ができる処を探すと、正月ということもあり観光客向けの店しか開いていません。その中で民宿風のこちらの店に入りました。魚は宿の食事で散々出てくるのでそれ以外のものを頼みたかったのですが、やはり場所柄で品書きは魚介ものが多いです。品書きが2種類あって、どちらが正しいのか?接客のおじちゃんに聞いてみると、「どっちでも出来る」とのこと。どういうことかな、例えば海鮮丼でも1,380円と1,980円と値段が違うのだけれど、、(たぶん平日と休日で違うのでは)

であればということで、「海鮮丼の1,380円のほう」と言って注文してみました。出てきたのがこれ、刺身がてんこ盛りです。それ以外におかずが3品、更に味噌汁は鍋に入って固形燃料で温めて出てきます。これは凄いボリュームだなあ〜。他のお客さんが注文した煮魚なんかも、1人前が大皿で出てきます。おじちゃんが「うちは日本一安いよ」と言っていたのは嘘ではないですね。しかし、お昼は軽く済まそうと思っていたのに、こんなにガッツりになってしまって、参ったなあ、、

さて会計ですが、やはり値段表は平日用・休日用の2種類があったようですね。接客のおじちゃんの間違いだと思いますが、1,380円で請けたのだからと、その値段にしてくれました。このあたりすごくアバウト(笑)。しかし、この店はお薦めです。周辺に観光客向けの店が何軒もありますが、仙崎で昼食をとられる時には是非ここへどうぞ。
よ志乃 山口県長門市仙崎祇園4137


■萩温泉
2泊目は萩温泉でした。萩は維新後の発展から取り残され、戦時中は空襲も受けなかったため、古い城下町の佇まいが今に残る数少ない町のひとつです。長く続く武家屋敷の白壁の上に見えるのは夏蜜柑の木と空だけ、、という空間が私は好きですね。私達が泊まった旅館は、萩城の直ぐ傍の菊ヶ浜沿い。部屋の窓からは海浜と萩城の詰丸の山(指月山)を望むことができました。

ここは部屋に小さな露天風呂が付いていました。海浜の景色を眺めながら風呂に浸かっていると、海から寒風が吹いてきて熱った頬を心地良く冷ましてくれます。あ〜極楽天国、最高に気持ちいいです。

今宵もご馳走ですが、流石に2日続けてはきつくなってきました。しかし、全ては写真に撮れていないのですが、今日の宿のほうが一品一品に手の込んだ料理が多くて、また色々と楽しめました。

メインは伊勢海老のお刺身、これも豪勢だなあ。実は事前に宿のほうに、「前日にふぐを食べる予定なので、ふぐ以外の魚にして貰えませんか」と頼んでおいたのですが、快く応じて頂けたのでした。

こちらは"鮑の陶板焼き"です。火を点けると鮑が身を捩じらせて悶えます。すまん、許してくれよ。

身が柔らかくて、噛むとぷりぷりとした食感ですね。肝が濃厚で旨いなあ、あ〜贅沢だ。

今宵の晩飯も良かったですねえ。こんなにご馳走ばかり食べて罰が当たらないかなあ、、この2日間で出されたものを合わせると、十分にわが家の1週間分の食事になりますね。実際に1週間くらい掛けてじっくり味わって食べたかった。さて、家に帰ったら暫く節制しないとね。


最終日は、萩の城下町、笠山などを観光しました。その後の帰り道で山陽自動車道が事故渋滞のため、徳山西から下道を通ったので思ったより時間が掛かってしまい疲れました。しかし、今年の正月旅行もいろいろと楽しかったです。