E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

神戸・明石の旅 その2

2日目は早めにホテルを発って、明石方面へ向いました。
明石といえば天文台。新幹線が出来る前は、汽車に乗って明石を通る時にいつもこの天文台の塔を探したものです。実際に訪れるのはもちろん初めてです。内部の展示を見たり、プラネタリウムを観たり。この日はちょうど秋分だったので、プラネタリウムのプログラムが子供向けになっていました。文字通り童心にかえって見学ですが、暗くなったら眠くなって、半分は寝ていました。すいません。

東経135度、日本の標準時子午線です。小学校で習ったことを思い出して、ちょっと感慨無量です。子午線はイギリスのグリニッチを0度として人間が便宜的に決めたものですから特に深い意味はないのですが、こういう表示を見ると本当にここに何か大変な線が通っているような錯覚を覚えますね(笑)。

天文台の展望台から、明石大橋を望むことができます。ガラス越しなので写真が不鮮明ですが、実際にはかなりはっきりと見えて、360度のパノラマが素晴らしいです。


■明石 魚の棚
明石の市場「魚の棚」、明石に来た時には必ず立ち寄ります。朝早い時間なので買い物客はまばらです。

三連休の最終日ということで漁が少ないせいか鮮魚はあまり多く入ってないなあ。今日は見て歩くだけ。

店先で生タコを洗って茹でているところに遭遇。タコは自分で茹でないと美味しくないですからね。

おばちゃんが煮タコを試食させてくれました。柔らかくて美味しい。

旅行した時には、その地の市場を歩くのが良いですね。魚ひとつとっても土地によって獲れるものが違っていて面白いです。今日は買い物はしませんでしたが、見て歩くだけでも楽しいです。


■明石焼き
明石に来たらこれを食べないとね。地元では"玉子焼き"と言います。広島のお好み焼きを"広島焼き"と言われるのはなんかムカつくものですが、明石の人にも同じような感じがあるのかないのか?伊勢のすうどんを"伊勢うどん"と言ったり、同じような例は枚挙に暇がないですけどね。前回来た時には「ふなまち」に行ったので、今回はこちら「本家きむらや」へ。朝食代わりに早めに来たのですが、やはりお客さんは多いです。

こちらの玉子焼きは一人前20個で800円。一人分としては多めなので、二人で一枚の注文でも問題ないようです。明石の玉子焼きは、店によって材料に違いはあるのでしょうが、生地は鶏卵、出汁、浮粉などでゆるく作り、タコを入れて焼きます。まな板状の皿に並べて出され、添えられたダシ汁に浸して食べるのが特徴ですね。

ふうわりとろりとした食感。食べてみると、当にこれは玉子焼きとしか言いようがない。私達が普段食べているタコ焼きとは全く別物だと分かります。いや〜旨い!

こちらの店のもう一つの名物"関東煮"も食べてみました。貰ったのはタコと大根です。このタコ足が信じられないくらい柔らかくてびっくり!これも良いなあ〜。今度わが家でもタコを煮てみようと思いました。

本家きむらや 兵庫県明石市鍛冶屋町5-23


明石を離脱し、加古川、高砂、姫路を通って広島方面へ帰り始めます。

■加古川かつめし
昼飯は加古川でかつめしを食べることにして「旭食堂」へ向います。着いてみると、営業していない様子。が〜ん!どうしたのかな?家に帰って調べてみたのですが、もう1年くらい前から閉店しているようです。残念ですね〜、ご主人は高齢でしたけど、こういう店がなくなってしまうのは寂しいです。
仕方ないので加古川駅の方面に戻ってみました。駅前の商店街にある、かつめしの「かっくん」と「デミーちゃん」の像です。これも最近流行の"ゆるキャラ"ですかね(笑)。

こちらの人気店「いろはーず」を訪れました。店の説明では、加古川かつめしの発祥は駅前通りにあった「いろは食堂」であったとのこと。この店は「いろは」という肉屋の直営店で「いろは食堂」の味を引き継いでいるということですが、どういう関係なのかはよく分かりませんでした。

メニューを見ると、カツは牛カツの他にトンカツ、チキンカツが選べて、ソースもドミグラスソース、ホワイトソース、グリーンソース(ホウレンソウとバジル)があるとのこと。このあたりはちょっと首を傾げますね。私はもちろん牛カツのドミソース、家内は牛カツのドミソースとグリーンソースの半掛けにしました(ソースは3種類を好きな組合わせで頼むことができます)。出てきたかつめし、茹でキャベツがたっぷりで嬉しいです。食べてみるとドミソースは正統的な洋食屋の味、これはこれで悪くないし最近はこういうのが受けるのでしょうね。しかし、ちょっと物足りない。家内が頼んだグリーンソースも一口貰いましたが、これはカツには全然合わないと思いました。う〜ん、これは本来の"加古川かつめし"とは似て非なるものではないのかなあ?

かつめし いろはーず 兵庫県加古川市加古川町寺家町142-1

私が抱く"加古川かつめし"のイメージは、牛肉を叩いて伸ばした薄めのビーフカツであること、ソースは甘辛いお惣菜風のソースであること、といったところです。あ〜旭食堂がなくなったのが残念です、、

その後は、姫路市内をぶらぶらしてから、広島へと帰りました。1泊2日駆け足の旅行、楽しかったです。神戸周辺は面白いものが多いので、また行きたいですね。