E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

雨の尾道、、

お久しぶりの多陀志さんと一緒に、尾道に行ってきました。
前日までの季節外れの真夏日からうって変わって、朝から雨が降り続ける一日。今日の1軒目はミシュラン広島版で星を一つ獲得した「笑空」です。私は尾道にはよく行きますけど、恥ずかしながらこの店のことはミシュランが出るまで知りませんでした。店は海岸通りから細い路地を入った処にあります、この路地は今まで入ったことがなかったなあ。11:15に店の前に着きましたが、開店は11:30ということでまだ暖簾が出ていません。この雨ですから、さすがにシャッター客はなし。屋根のあるところで待つことにして商店街のほうへ行くと、なんとそこで7-8人の人達が開店待ちをしていました。やはりミシュランの星の力は凄い。取り敢えず一緒に開店時間まで待って、私達もなんとか第一クールで入店できました。店の入口には「打」と書かれた白い暖簾、店舗は古い町家を改造されたようで、昭和レトロな雰囲気です。

品書きを見ると、温かい蕎麦と冷たい蕎麦、それに酒の肴になる一品料理があります。日本酒の品揃えにもかなり拘りがありそうですね。残念ながら今日は酒は飲めないので、蕎麦だけ頂きます。多陀志さんは"ざるそば"、私は"辛味おろし"にしました。蕎麦はうす青緑色の麺の中に甘皮などの粒粒も含まれているようです。私の注文した"辛味おろし"は辛味大根とカイワレ菜がのっていて、そば汁を掛けまわして頂きます。蕎麦はかなり固めの茹で具合ですが、この食感が心地よいです。辛味大根の辛味が効いて爽やかですね、う〜ん旨い。さるそばを食べた多陀志さんは、蕎麦はちょっと固すぎると感じたようですが、薬味のネギの香りがとても良かったとのことでした。

やっぱりミシュランの星は伊達じゃないんだなあ、、と、ちょっと実感。蕎麦も美味しかったですが、ここではお酒も良さそうですね。今度は車なしで来て、ゆっくりと飲んでみたいです。
笑空 尾道市土堂2-5-15


2軒目は多陀志さんのお薦め、以前来て気に入ったというこちらのお店です。一見すると観光客向けの店のように見えますけれど、実際に入ってみると客はむしろ地元の人達が多いようです。であれば、期待できますね。店内は広い窓から尾道水道を眺めることができます。それと、店を切り盛りするおばちゃん達がとても愛想がよくて、誰でも気楽に利用できる雰囲気です。

巻物のようになっている品書きを開いて眺めてみると、やはり魚料理が良いようですね、しかもどれも安いです。私は"海鮮丼"(1,800円)、多陀志さんは"穴子天丼"を注文しました。多陀志さんは生ビールも、私は車があるのでノンアルビールです(無念)。

海鮮丼は山盛りの刺身、これに味噌汁(魚のアラ入り)、香の物が付きます。ウニやサーモンも美味しいけれど、何気に入っている何の魚か分からない腹身の部分が無茶旨いですねえ。それに、香の物の皿にあった海苔の佃煮が良いなあ。この海鮮丼はお値打ちです。多陀志さんの穴子天丼も美味しそうでしたね。

食べ終わって一服していると、サービス(なのかな?)でデザートを持ってきてくれました。このデザート、コーヒーゼリーなのですが、一人一人に別々のディスプレイが付いています。私のはタコさんイカさん、多陀志さんのは兎?のぬいぐるみ、他の客のも皆違っていました。こういう趣向も面白いですね。

この店も中々良かったです。尾道で昼飯を食べる時はこれからも選択肢の一つになりますね。
花あかり 尾道市土堂1-12-13


お腹が一杯になったところで、尾道の街をぶらぶら歩きました。最後はこちら「向酒店」です。こちらは冨久長がいつも置いてあるので、それが目当てです。今日入ったばかりという酒を一本買いました。

向酒店 尾道市久保1-10-4
冨久長の「山田錦純米吟醸槽しぼり無濾過原酒」です。帰り道に寄った道の駅で買った枝豆を肴に、冷して飲みます。う〜ん堪らん、しかしちょっと甘いなあ。この酒は炭酸で割ってみたらどうだろう?次は早速試してみましょう。

今回も楽しかったですね。多陀志さん、ありがとうございました。